ガフヴァとのスパーリングなんてのは悪い冗談にしか思えない。
が、しかし、そういう無茶なことをやってしまうのがヴァジラヤーナではある。
素人には3分間は長いから2分だとシーハが言うのだが、素人から言わせてもらえればガフヴァ相手には2分間でも長すぎる。(笑)
まあ、こっちは全身プロテクターで固めているから、殺されることはあるまいということで戦闘開始。
もちろんガフヴァはプロテクターは一切身に付けてはいない。
こっちから攻撃を仕掛けるとかえって危険だろうから、向こうが攻撃を仕掛けてきたら身体に力を入れて耐えるか。
というのが主な作戦なのだが、ガフヴァの打撃がどのくらいのものなのか、この目で確かめてみたいという好奇心も少しある。
ガードを固めて、距離をとって、ゆっくりガフヴァの周りを回っていると、
あれ?
攻撃してこないぞ。
なんでかなあ?
と思ってガフヴァの様子をうかがうと、彼はひとりでシャドーをやっていた。(笑)
なるほどねえ。
素人相手に攻撃を仕掛けるつもりがないんだ。
かぁ~こっいぃ~!
男だねえ。
なんだかガフヴァが可愛い女の子にモテルのが分かる気がした。
まあ、成田空港で熱い抱擁を交わした間がらだったから、っていうのもあったのかもしれないのだが。(笑)