機内食は全ていただく。
肉も魚も、甘いデザートも全部である。
なぜなら、残したら餓鬼のカルマになってしまうからである。(笑)
まあ、日本を出る前に、麻原から何を食べてもよいというお達しが出ているので、何も気にする必要はないのだが。
実際ロシアでは、ビッグマックを食べる奴もいたからなあ。
僕も立ち食いの店で、ビーフハンバーグらしきものを食べたので、人の事は言えないのだが。
機内食のサービスの時は、大抵は「ビーフ オア チキン?」と聞かれるのではないだろうか。
世界中のあらゆる人種、宗教・信条に、ベジタリアンを除けばこのふたつだけで対応出来るというのは、ある意味驚きである。
この問いに対する答えは、オウムの人間の場合はほとんど「チキン。」である。
そう言えば、インドツアーのときにも当然のように同じ問いが発せられて、当たり前の事だけれどみんな「チキン。」と答える。
というわけで、食事を配っている途中で、麻原からの緊急放送があった。
みんなもっとビーフを食べなさい。
そうすれば功徳になるから。
というものであったと思う。
オウムの教義って、なんて臨機応変なのだろう!(笑)