陳皮を作ろう | 法友(とも)へ

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冬の間、お供物にみかんが出たことがあった。


なんかちょっと不思議な気もするのだが、サマナたちはほとんどが皮を残していた。(笑)


まあ、このほとんどっていうところがみそで、しっかり丸ごと供養しているサマナもいることはいた。


で、そのみかんの皮は毎日大量に出る事となる。



そこで、偉大なるマンジュシュリー大師はひらめいたのである。


このみかんの皮で陳皮を作ろうと。


陳皮とは、地丹の材料のうちのひとつである。


いつもは漢方薬店から買っているのだが、自家製の陳皮があれば余計な金を使わずに済む事は言うまでもない。



もちろん、寝る暇もないほど忙しいマンジュシュリー大師のことだから、自分でそんなことをやっている暇はない。


この重要なワークを任せられる、信頼できる人物はどこかにいないだろうかと、マンジュシュリー大師は探しましたとさ。(笑)


そこで白羽の矢が立ったのが、かのR師なのでありました。


いやあ、そんなに信頼して頂けるなんて、なんて嬉しいんだ。


ということで、僕は村井にサティアンの2階に案内されて、そこで新聞を広げてみかんの皮を乾かしてくれと言われた。


たしかその時、窓側で深山さんが支部の祭壇に飾るグヤサマジャの絵を描いていたと思う。


そこへ杉浦弟がやって来て何やら話をしていた。


で、この村井の提案通りの作業をするということになると、結構大変なことになる。


サマナ全員の残したみかんの皮を回収するところから始まり、白い筋をとって純粋にオレンジ色の皮の部分だけにして、それを早く乾燥させるために重ならないように広げて、上側から乾燥してくるので途中でひっくり返す。


完全に乾燥したら、今度はミキサーで粉末にして、それから袋詰めにする。



これをサマナ全員分やるとなると、どう考えても毎日2時間ぐらいの作業が必要になる。


まあ、はっきり言って、すでに毎日のワークが忙しいのだから、その上にこんな作業をするのは無理っぽい。


ところがこの時の村井は、とても良い事をしているように僕に説明してくれた。


要するに、功徳が積めて、寝る暇がなくなって一気に修行が進む。


ということなのだ。


はぁ~、やはり、偉大な魂は考えることが違うね。