ノーベル平和賞かあ。
テロリストに襲撃されても生き延びて、活動を続けたってことなんだねえ。
てことは、滝本弁護士にも何かあげてもいいんじゃなかろうか。(笑)
戻りまして。
早食いチャレンジを始めたものの、やはり村井は初めから苦しそうだった。
地丹というものは単に不味いというだけでなく、恐ろしく吐き気をもよおす代物である。
テレビのバラエティ番組で使ったとしたら、その半分さえ口の中に入れることすら出来ないだろう。
制限時間の半分ほどが経過した頃、村井はそれでも大皿の半分を食べ終えていた。
そのままいけば、なんとか麻原と同じぐらいの時間で終了できそうだったのだが、残念ながらそこでギブアップ。
そこで村井が言った言葉が、「これ以上やったら吐いてしまいます。大切なイニシエーションを吐くわけにはいきません。」だった。
さらに続けて村井が言ったことが凄かった。
村井は麻原に呼び出された時に、最近麻原に会っていなかったのでとても嬉しかったという。
麻原に会えるのが嬉しくて、エネルギーを強めておこうと思って地丹をやったというのだ。
しかも、2日分を一度に。(笑)
麻原は愛弟子の告白を黙って聞いていて、一言「いいよ。」とだけ言った。
つくづく村井は怪物だなと思う。
二日分の地丹をやって、その上で超大盛りのカレーライスを半分たいらげたというのだ。
こんな奴に誰も勝てるわけがないと思ったりするのだが、村井の心の中ではかつて上祐にマハームドラー成就に向けての地丹の修行で負けた時のことがあったのかもしれない。