宇宙とかいうと普通は修行とは関係なさそうに思えるかもしれないが、オウムの場合はそんなに珍しいことではない。
創世記はもちろん宇宙の誕生やその構造を表したものであるし、「未来へ」においてもその他アニメのシーンでも麻原が地球外からやって来たことを表している場面がある。
で、どうやって地獄を破壊するのかというと、これはシャカムニが行ったのと同じ破地獄の瞑想を使う。
「自己の苦しみを喜びとし、他の苦しみを自己の苦しみとする。」
まあ、これについても、おろし金が出てくる下手なマンガを見たことがあるだろう。(笑)
地獄は苦しみの世界であるがために、苦しみが吸収されてなくなってしまうと、それ以上は存在出来なくなる。
が、しかし、恐ろしい苦しみの中、文字通りの地獄の苦しみを味わいながら、そんな瞑想の実践は不可能だ。
だからここで、四念処の瞑想が意味を持つ。
「肉体は私ではない。」
「感覚は私ではない。」
四念処の瞑想を今生で完成させるのであれば素晴らしい。
地獄へ落ちてから完成させるというのであれば、それはそれで構わない。
いずれにせよ、麻原の弟子である以上、地獄へ落ちることは避けられない。
このことについて麻原は笑いながら言っていたものだ、
「地獄へ落ちることが決まっているのなら、修行するしかないだろ。」と。