意識堕落天の住処は湖の底にある。(笑)
一応、念のために書いておきますが、そういう設定です。
これは教義ですよ、教義。
方便ではなく教義。
まあ、こういう考え方があるので、海底都市という発想も出てくるのかもしれない。
で、その湖から出撃して、須弥山へと攻め上るわけでございます。
迎え撃つは須弥山の主、忉利天。
これが第二天界でしたね。
麻原はこの阿修羅対忉利天の戦いを、ライオン対人間の戦いに例えている。
人間は素手ではライオンに適わないが、知恵を使ってライオンを捉えることが出来るということである。
というわけで、今日も今日とて、阿修羅たちは負けて逃げ帰るのでありました。(笑)
意識堕落天の上位の者達の心の中にあるのは、自分達を騙まし討ちした神々への嫉妬と闘争心。
そして、下位の者達の心の中にあるのは、厳しい競争社会の中で敗北してしまった卑屈さと、より弱い存在である人間達への優越感。
かくして、意識堕落天は上位と下位で、全く違ったバルドーを持つこととなるのでございます。
で、この下位の意識堕落天たち、別名を使い魔というわけなのだが、人間にちょっかいを出してくるのだ。
これは石井の体験談を参照のこと。
この下位の者たちは腐っても意識堕落天。
人間を遥かに超えた真理の実践者なのである。
当然に真理の法則が根付いており、人間にちょっかいを出す際にもある程度の戒律を守るのである。
すなわち、殺してはならない。盗んではならない。嘘をついてはならない。
彼らはただ誘いかけるだけなのだ。
本当の事しか言わない。
しかし、それは十分に重要な情報が含まれているわけではない。
実に上手いやり方だ。
大きな悪業を積むことなく、自分の利益だけを増大させる。
まあ、いわゆるブラック企業の経営者がこのタイプであり、「サイコパス」でも権力者達が連続殺人鬼を自分達の仲間にしようとするわけである。