麻原とダイジとの間で、ババジについてどんなやり取りがあったのだろうなと思う。
結局パイロット・ババを紹介することになったわけだが、麻原はババジについてどう思っていたのだろうか?
ババジはまさにシヴァ神の直系。
麻原にとっては憧れの存在だったのではないかと思う。
麻原は過去の人物たちを自分の前世であると言っている。
徳川家光、朱元璋、ベンジャミン・フランクリン、イムホテップなどなどであるが、オウムに直接関係があるものと言えば、ナローパとパドマサンバヴァということになると思う。
いずれもシヴァ神の直系ということだが、シャカムニに関しては直系ではないからなのか、自分ではないと言っている。
本来なら、麻原はババジも自分であると言いたかったのだろうが、そうは出来ない理由があった。
ババジはその死後と言っていいのかどうか分からないが、その後も各地に何度も現れているのである。
ヨガナンダののグルのグルのときは確か100年ほど前ではなかったかと思うが、その後にも再びインドに現れ、その後にコスタリカ、その後に再びインドでダンテスダイジに会い、数年前にはアメリカに現れている。
不思議なことに、現れるときはいつも同じ姿形なのに、指導する内容がそのつど違っているのだ。
チベットの転生仏と逆のパターンだが、その時代、その国、その人に合わせた指導をしているということなのだろうか。