泰男にいさんがダメだったら次は広瀬で申し込もうと思っていたのだが、死刑囚とは全員面会できないことが判明した。
なので、当初の計画通り、面会は次の段階へと進む。
先ほどと同様に、面会申込書に「平田 信」と書いて窓口へと持っていく。
これまた前回と同様に、「はい。」と言って受理される。
ここまではいいんだよなあ。
問題はここから先。
待つこと暫し。
「もとあーるさん。」
と呼ばれる。
あれ?
今度はあさっての方角からじゃなくて、窓口からだったような。
急いで窓口へと向かうと、なんと驚くべし!
窓口のお兄さんは何やら薄い緑色っぽい紙切れを手に持っているではないかいな。
「146番、8階です。」
その言葉を聞いて、呆然としてしまったのでありました。(笑)