蓮華座を組んで座り、両手はひざの上に置く。
鼻だけで呼吸する。
腹式呼吸で、大きく力強く、25回の出入息を行う。
吐く息から始める。吐くときに腹部をへこませ、吸うときには自然に緩める。
呼吸に合わせて上体が少し動くが、頭を前後に大きく振らないように気をつける。
吐く時は下腹部だけをへこませるのではなく、風船の様に腹部と胸部全体がしぼむように行う。
腹式とはいうものの、実際には横隔膜の上下である。
意識が朦朧として手先がビリビリと痺れてくるようなら、とりあえずは上手くできていると考えてよい。
吐き終わりと吸い終りは、途切れることなく滑らかに次の呼吸に移るようにする。
身体の中を通る呼気が上昇して鼻の奥にぶつかり、削り取るようにしてカーブさせ身体の前面を下に降ろす。
回転する水車の様にして呼吸を回す。
最後の25回目は腹部をさらにへこませ、上体を少し前に倒すようにして完全に息を吐き切る。
息を吐ききったら、上体を起こしてトライバンダ。
ムーラバンダ、ジャーランダラバンダ、ウッディーアナバンダの順で行う。
ウッディーアナバンダの時に、みぞおちの力を抜き横隔膜を上に持ち上げ、内臓を引き上げる。
限界まで保息したらバンダをゆるめ、上体を前に倒し床を舐めるように頭を起こし、上体を元に戻しながら息を吸う。
再び、トライバンダ。
限界まで保息したらバンダをゆるめ、上体を前に倒しながら嘔吐するように数回に分けて息を吐く。