ヴァヤヴィヤは最初の25回の出入息、レーチャカのマハーバンダムドラー、プーラカのマハーバンダムドラーという3つの部分で構成されている。
この中で最も重要なのが、最初の25回の出入息である。
激しい呼吸で意識が朦朧となり、途中で数が数えられなくなることもあるので、正確に25回行うということにこだわらなくてよい。
クンバカの長さに関しては、ヴァヤヴィヤが完成するとプーラカよりもレーチャカの方が長くなる。
普通なら息を吸い込んでからの方が、吐ききってからよりも長くなるはずである。
しかし、最初の出入息が上手く出来ていると、大量の酸素が血液中に供給されている(ヨーガ的にはプラーナ)ので、プーラカとレーチャカの逆転現象が起きる。
とりあえずはプーラカとレーチャカが同じぐらいの長さ、どちらも3分ぐらいをめどにしてダルドリーの前兆である振動が起こり始めるだろう。
ダルドリーは修行さえすれば誰にでも起きるものである。
もし、クンバカが伸びているのに何も起こらないとしたら、それはヴァヤヴィヤが正しく出来ていないことを疑って見たほうがよい。
出入息が正しく行えていない、バンダが緩いなど必ず原因があるはずだ。
ヴァヤヴィヤは1,000時間、ツァンダリーは10万回で完成だと麻原が言っていたが、これは1日1時間のヴァヤヴィヤと100回のツァンダリーを3年間続ければいいだけなので、修行者にとってはどうということはない。