それにしても、やはり疑問と言うか謎は残りますね。
なぜオウムはこのライフルを使おうとしなかったのか?
命中精度が高く、有効射程距離が500メートルもあり、しかも射撃大会で優勝するような元自衛隊のサマナが何人もいた。
何百メートルも離れたところから狙われたら、VIPならともかく普通の庶民は逃れようがありません。
このライフルを使えば、オウムに敵対する人間を簡単に殺せたのではないかと思えるのに、そうはしなかった。
ロシア側はライフルを売りたがっていたのだから買えばいいだけなのに買わなかった。
どうしてそうしなかったのかと言えば、その理由は宗教上のものとしかいいようがないように思います。
麻原は単なるテロの首謀者ではなく、狂人ではあるけれど宗教家であった。
僕にはそうとしか考えられないですね。
ただ、日本へ持ち込むときに何らかの問題があったのかもしれないとは思いますけどね。
その辺の事情は詳しくないので分かりませんが、麻原の警護のためにサマナに拳銃を持たせていたのだから、ライフルも一丁ぐらいあっても不思議はなかったかなと思います。