最終解脱の向こうへ① | 法友(とも)へ

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あ~、書いててなんか懐かしいです。


「最終解脱の向こうへ」というのは本のタイトルです。


僕なりにオウムのことをまとめた内容の本が出せないかなと、考えていた時期がありましてね。


そのときに思いついたのがこのタイトルです。


まあ、結果的にそういうチャンスは巡って来なかったというわけですが、本だの実録ドラマだとになると制作者側の偏見で事実を捻じ曲げられてしまいますからね。


あくまでも淡々とブログを書いていくのがいいのかなと思います。



最終解脱の向こうというのは完全解脱のことを指しているわけですが、麻原の目指していたことが自身の完全解脱であり、そのために様々な事件を起こす必要があったということですね。


最終解脱で終わりなのではなく、まだその先がある。


まだ、その向こう側があるんだぞ、ということでこのタイトルにしたわけです。


自分ではこのタイトルをかなり気に入っているんですが、どうやらお蔵入りになりそうです。(笑)



オウムの教義において、解脱とは真我独存の事を指します。


その状態がサマディに入っているということであり、それぞれのサマディに対応した世界というものがあります。


解脱には三つの段階があり、それは解脱、最終解脱、完全解脱と呼ばれます。



解脱とは一時的なサマディであり、サヴィカルパサマディと呼ばれており、対応する世界はニルヴァーナです。


最終解脱とはサマディが連続する状態であり、ニルヴィカルパサマディと呼ばれています。


対応する世界は、マハーニルヴァーナです。


完全解脱とは、解脱と最終解脱が意識的であり努力をする必要があるのに対して、生まれながらに無意識にサマディが連続する状態を言います。


したがって、麻原は今生完全解脱を達成することは出来ず、死後それを達成することになります。


完全解脱に対応するサマディに名前は無く、対応する世界はマハーボーディニルヴァーナです。