麻原の空中浮揚の写真を見てみると、なんか不自然なんですよね。
とはいっても、普通の人が見ての不自然という意味ではないですが。
普通の人が見て最初に思うのは、なんで麻原はあんなに苦しそうな顔をしているのかでしょうね。
これは簡単な話で、オウムの関係者なら誰でも分かると思いますが、呼吸を止めているからです。
限界まで呼吸を止めてそれに耐えていれば誰でも苦しそうな表情になるのは当たり前といえますが、その上でやっぱり不自然なんですよね。
まあ、撮影用にやっているんだとは思いますが、オウムの修行にあの体勢はないんだよなあ。
ヴァヤヴィヤならジャーランダラバンダで顎を引いているはずだし、それはマハーバンダムドラーでも同じこと。
アパンクリアならウッドジャーランダラバンダで顎を突き出すけど、ナボームドラーはやっていない。
それにアパンクリアならレーチャカしかないからお腹がへこむはずだが、その様子は無くプーラカのように見える。
それで思い出したのが麻原がやっていたヴァヤヴィヤですね。
僕もビデオでしか見たことが無いですが、麻原のヴァヤヴィヤのやり方は普通とは違います。
行法の天才といわれた井上が苦しくて出来ないと言っていたほどハードです。
最初の出入息を普通なら腹式呼吸で行いますが、ここを麻原は逆腹式呼吸で行います。
もうこの時点でリタイアですよね。
そしてさらに、ウッディーアナバンダでお腹をへこませると同時に腹直筋を立てます。
まさかナウリまではやりませんが、これだけでも若い頃の麻原が凄まじい行者であったことが分かります。
このやり方だと僕は1回も出来ません。
ということで、あの写真の結論としては、ヴァヤヴィヤで顔を上げているという当たり前すぎる結論に落ち着きそうです。(笑)