親の口癖は、ときとして「呪い」にも「希望」にもなります。
たとえば、子どもが
「うちは貧乏だ」
「お金をたくさん持つと、ろくなことがない」
「お金は汚い」
などと親から聞かされると、お金に対するイメージは悪くなり、大人になると、自然とお金から遠ざかるような行動を『無意識で』してしまいます。
起業家さんが、つい安売りや値引きをしてしまうのは、このお金に対するイメージがそうさせている場合があるのです。
なぜなら、お金をいっぱいもってしまうと、ろくでもないことが起こりそうだと考えるからです。
最近、ちょうどその話になったハンドメイド作家さんがいます。
えくぼさんことタカハシヤスコさんという、ほんとにエクボが可愛い、Hawaiian手描き友禅作家さんです。
彼女は、自分の商品に値段をつけるとき、いつも迷うのだそうです。
手間ひまかけて材料費もかかっているのだけれど、 いくらにすればいいのかがよくわからないのです。
そんなえくぼさんが、あるときお父さんの口癖を思い出しました。
お父さんはよく「うちは安定した貧乏だ」と仰っていたそうです。
そのせいか、 学生のころは、欲しい洋服を買ってもらえず、 「自分で作りなさい」とミシンを買い与えられました。
お金がないので、美大には奨学金で通いました。
古い家なので、部屋の壁が薄くて、 下宿で貸していた隣の物音が丸聞こえで嫌でした。
こんなに不自由で、友達に比べてイケてない生活をしているのは 「うちは安定した貧乏」だからだ。 と、彼女は思っていました。
ところが、お父さんが亡くなって実家と土地を売ると、その金額は、残された家族で分けても、十分なほどの大金でした。
「あれ?全然貧乏なんかじゃないじゃない」
実は、えくぼさんちは、家持ち、土地持ち、家賃収入の大家さんだったのです。
奨学金でお金を借りたとしても、とにかくお金がかかる美大を卒業できたのは 両親のおかげです。
ミシンを買ってもらったおかげで、今の仕事につながっています。
と思った瞬間、「うちは安定した貧乏」という50年の呪いが解けました!
次に、思い出したのは、お母さんの希望の言葉でした。
「やりたい事があるのなら、成功してもしなくても、 それをやるのが人生だ」
その言葉のおかげで、彼女は起業に踏み出せたのです。
起業から16年経ち、今年はじめての個展を開きました。
知らない土地、京都での開催は、SNSでしかお付き合いがなかった起業仲間が、喜んで手を貸してくれました。
大勢のお客様が、連日、遠方からわざわざ彼女に会いに来られて、座るひまがありませんでした。
そして、彼女の人柄や作品に惚れ込んで、値段を見ずに買って行かれました。
そもそも、物作りが大好きなアーチストやクリエイターが、自分の作品に「値段」をつけること自体が難しいことなのかもしれません。
ですが、値段がつけられない方の多くは、お金に対する思い込みが邪魔をしている場合が非常に多いです。
その思い込みは、呪いであれ、希望であれ「おかげ様」と言う言葉に変換できたときに、ポロっと外れます。
「思い込み」という余計なブレーキが外れると、ほんとうに気持ちが楽になり、また作品作りに励めるようになるのは確かです。
幸せな気持ちで作ったえくぼさんの作品は、これからますます多くの人を幸せにされるでしょう!
えくぼさんの手相を見ると、運命線が頭脳線で止まるタイプでした。
つまり、才能をお金に変えられる人です。
さらに、真ん中には「神秘十字線」があって、見えない力に見守られている証拠です。
それは、亡くなったお父様かもしれません。
「手相」は、思い込みが外れたあと、新しく開かれた道を歩いていくための道しるべとなります。
えくぼさんの今後のご活躍が楽しみです!!
大切なお父さんとお母さんの思い出をお話下さり、こうして記事にすることをご快諾頂き、本当にありがとうございました!
あなたにも、呪いの言葉がありますか?
あるなら、早いとこ「おかげ様」に変えましょう。
変えるお手伝いをいたします!
手相心理カウンセリングは、こちらからお申込みください。
↓↓