<これまで>
前2回の投稿で、東京都におけるインクルーシ教育の現状を報告しました。
【東京インクルーシブ教育の現状①】調査研究事業の報告
https://ameblo.jp/airi-ryuen/entry-12563931260.html
【東京インクルーシブ教育の現状②】箕面市の取組・今後「何ができるか検討」へ!
https://ameblo.jp/airi-ryuen/entry-12568241266.html
<これから>
すごいことが起きました!
これを見たとき、本当に嬉しすぎて、涙が止まりませんでした。
2019年12月に発表された
「東京の未来戦略ビジョン」
(https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/basic-plan/author53762/vision.pdf)
こちらには2040年の東京がどうなっているべきなのかビジョンが20項目示されています。その中の「教育」をご覧ください。
はっきりと「インクルーシブな教育が実現」と書いてあるではありませんか
じつは「インクルーシブ」と「教育」の間に「な」が入っているのが重要です!
文部科学省は、特別支援学校や学級という分離教育さえも「インクルーシブ教育システム」一環だと定めております。しかし「な」が入ったことで、文部科学省が定めているこれまでのインクルーシブ教育システムではなく、世界が定義しているインクルーシブ教育(東京インクルーシブ教育の現状①のブログを参照)を暗に示していると思われます。
その上で今後10年の長期戦略が発表されました。
●多様な学びの場を備えた「インクルーシブな教育の促進」をすること
●卒業後の自立した生活までをサポートするため
●医療、保健、福祉、労働などと接続した教育の展開
などと、これまで都議会の審議やそれ以外の様々な場面を捉えて訴えてきたことが盛り込まれていました(涙)
これから10年間、東京都は「インクルーシブな教育」を進めていくことを、はっきりと宣言してくれました。
伝わったんだ!!
伝わったんだよね?!
理解していただけたんだ!!
そうだよね?
動いてくださるんだ!!
動いてくれようとしてくださってるんだよね??
嬉しすぎて何度も自分の中で、確認してしまいます。
私の理解ではー
「特別支援学校」→これまで通り充実した体制
「特別支援学級」→これまでは都の積極的支援はなかったが、今後は支援へ
「通常の学級」→これまでは選択肢が厳しく難しいかったが、今後は都の支援により選択肢となる
というように、
これまでの体制に加えて、
地元の小中学での支援強化が進められていく
ということだと思います
これまで都議会本会議や委員会、それ以外の意見交換の場でも、「たった1人にでもいいから、どうか伝わってほしい。誰かこの言葉を受け取ってくださる人がいてくださいますように」と心と魂を込めて、意見を発信してきました。ほぼ「祈り」みたいな気持ちで。
文教委員会ー「インクルーシブ教育」について聞きました
<夢の一歩>インクルーシブ教育実現に向けて前進!!・一般質問2019
教育委員会の皆様に、心から感謝しかありません。小池百合子都知事が理解して後押ししてくださったことも、心から感謝しております。この場をお借りして、お礼を申し上げます。ありがとうございます。
スペシャルニーズのある子もない子も
それ以外の色々な「ちがい」がある子も
一緒の学び育つことで、
それぞれが「ちがう」ことがごく普通のことになり
それぞれが自分らしく輝きいきていける社会となるように
「インクルーシブ教育」を進めていけるよう
しっかりと取り組んでいきます!!
でも、一人じゃ何もできないので。
これからも、同志や友達や仲間たちとともに
頑張っていきたいと思います。