自由あるいはオリジナルとか
世界不思議発見を見ていて。
エジプトのスフィンクスの謎っていう番組だったのだが。
4千年も5千年も前の話を理論づけるわけだけど、その理論の元になっているのが、「自分たちなら、どうするか?」っていうことで。
なんじゃそりゃ苦笑
当たり前のことのようにそういう話をしている人達が、自分達はそれから進化した人間であるということをどこかで思っていること。それってすごく滑稽だよなと。
童話だって同じだ。昔話とか。結局、同じライン上にいるってことが幸せであると思えない人は、狂って死ぬしかないんだと思う。
エジプトのスフィンクスの謎っていう番組だったのだが。
4千年も5千年も前の話を理論づけるわけだけど、その理論の元になっているのが、「自分たちなら、どうするか?」っていうことで。
なんじゃそりゃ苦笑
当たり前のことのようにそういう話をしている人達が、自分達はそれから進化した人間であるということをどこかで思っていること。それってすごく滑稽だよなと。
童話だって同じだ。昔話とか。結局、同じライン上にいるってことが幸せであると思えない人は、狂って死ぬしかないんだと思う。
隠した手の中にあるモノ 高木フトシ
小説を読むときに、行間を読む。
作者が意図している行間と、読者が読む行間には差がある。
伝えようとするメッセージなんて大したものではなく
読者が読みとるのはそういうものだけではない。
作者によってコントロールされないもの、し得ない何かというものを読者は敏感に感じ取る。それは日常生活で、相手の表情や仕草から相手の本音を探ることと同じ。
芸術作品もそう。
芸術家が自分の作品を解説したりするのだが、作者が意識して表現しているもの以外の部分が、受け手にとっては大きかったりすることがある。受け手にとって、より芳醇ななにかを含んでいたりとか。より人間臭い何かというか。
これを伝えたいんだと。
それを前面に押し出そうとしている作品ほど、受け手にとってはつまらないものはない。作者が完全にコントロールできたものって逆に作品として死んでしまう。
そんなふうに思う。
表現されていないものを見るために、小説を読んだり、絵や作品を観に行く。
表現された部分より、影の部分のほうをより注意深く見てしまう。
透かして見ようとしているのはその人そのもので。
そしてそれは自分自身だったりするのかも知れない。
光を描こうとすればするほど、影が目立つ。そういう人がいる。
そういううさん臭さが実は結構好きなのだ。
虚実がない人とか、虚実がない作品とか、そんなのものに魅力なんてない。
矛盾がそのまま作品にインプリントされている。
純粋なものとそうでないもの。
それが揺らぐ。そういう弱さとか。
そういう弱さを抱えながら生きる力強さとか。
アンカーをブッちぎろうとする上昇力
たまに失敗して落っこちるところとか
だから逆に白さが光るっていう。
それが自分にとっての彼の魅力。

作者が意図している行間と、読者が読む行間には差がある。
伝えようとするメッセージなんて大したものではなく
読者が読みとるのはそういうものだけではない。
作者によってコントロールされないもの、し得ない何かというものを読者は敏感に感じ取る。それは日常生活で、相手の表情や仕草から相手の本音を探ることと同じ。
芸術作品もそう。
芸術家が自分の作品を解説したりするのだが、作者が意識して表現しているもの以外の部分が、受け手にとっては大きかったりすることがある。受け手にとって、より芳醇ななにかを含んでいたりとか。より人間臭い何かというか。
これを伝えたいんだと。
それを前面に押し出そうとしている作品ほど、受け手にとってはつまらないものはない。作者が完全にコントロールできたものって逆に作品として死んでしまう。
そんなふうに思う。
表現されていないものを見るために、小説を読んだり、絵や作品を観に行く。
表現された部分より、影の部分のほうをより注意深く見てしまう。
透かして見ようとしているのはその人そのもので。
そしてそれは自分自身だったりするのかも知れない。
光を描こうとすればするほど、影が目立つ。そういう人がいる。
そういううさん臭さが実は結構好きなのだ。
虚実がない人とか、虚実がない作品とか、そんなのものに魅力なんてない。
矛盾がそのまま作品にインプリントされている。
純粋なものとそうでないもの。
それが揺らぐ。そういう弱さとか。
そういう弱さを抱えながら生きる力強さとか。
アンカーをブッちぎろうとする上昇力
たまに失敗して落っこちるところとか
だから逆に白さが光るっていう。
それが自分にとっての彼の魅力。

声は物質 板谷祐
イケダツカサ氏に間に合わず。残念無念。

7時過ぎについたときには、すでに前から後ろまで席が埋まっていて。
すごいと。東京からも駈けつけてるファンの方も何人もいたりして。
やばいね。しかもちゃんと皆さん初めっからで。
遅れてきたのは自分くらいだったのかもしれない。(←反省)
そんな感じでちょうど板谷祐氏から。
stormy kissとか、スラットのナンバー含め。
LC19は初めて聴いた。(ん?LC17だったのか汗)
LC33,LC20なんていう馴染みのLCナンバー。
最近、言葉が溢れているということで。
スラットで詩を書くようになってから溜まっていたものが吹き出すようにというか。
こんなに詩が饒舌な人だったのかと。。驚きつつずっと聞いてたのだけど。
一曲、魂から血を吐くような詩の曲があって。それは初めて聴いたのだけど。
夜道で街灯の下で裸で放り出されている赤ん坊がオギャーオギャーと泣いている。
赤ちゃんっていうのはあの小さな身体の中に魂が凝縮されて入っている。
そんな力を感じるのだけど。
赤ん坊の声って、おかあさんは圧力のある物質として感じるんだと思う。
同じように、40才の男がこれまで過して来た時間、その時間のリアルさというのもある。物質化したそれがどーんと。重いのだ。
それが逆に、自分が人生に感じて来た重みを減らしてくれる。
なんだ、オレってまだたいしたことない。
誰だって同じじゃねえかと。まだ頑張れると。
そういう歌があるのだなあと。
ライブでしかそういうのは絶対わからない。
それが板谷祐の魅力。
生身で剥き身なものだけが持つ本当の意味での癒し。
人間の塊。
ライブっていうのは歌を聞く場所じゃなく。それを感じる場所だと。
それぞれの人にそういう人はいるんだろうけれど。
それを感じさせてくれる人間に会えるって幸運以外のなにものでもないと思う。
(高木フトシ編へ続く)

7時過ぎについたときには、すでに前から後ろまで席が埋まっていて。
すごいと。東京からも駈けつけてるファンの方も何人もいたりして。
やばいね。しかもちゃんと皆さん初めっからで。
遅れてきたのは自分くらいだったのかもしれない。(←反省)
そんな感じでちょうど板谷祐氏から。
stormy kissとか、スラットのナンバー含め。
LC19は初めて聴いた。(ん?LC17だったのか汗)
LC33,LC20なんていう馴染みのLCナンバー。
最近、言葉が溢れているということで。
スラットで詩を書くようになってから溜まっていたものが吹き出すようにというか。
こんなに詩が饒舌な人だったのかと。。驚きつつずっと聞いてたのだけど。
一曲、魂から血を吐くような詩の曲があって。それは初めて聴いたのだけど。
夜道で街灯の下で裸で放り出されている赤ん坊がオギャーオギャーと泣いている。
赤ちゃんっていうのはあの小さな身体の中に魂が凝縮されて入っている。
そんな力を感じるのだけど。
赤ん坊の声って、おかあさんは圧力のある物質として感じるんだと思う。
同じように、40才の男がこれまで過して来た時間、その時間のリアルさというのもある。物質化したそれがどーんと。重いのだ。
それが逆に、自分が人生に感じて来た重みを減らしてくれる。
なんだ、オレってまだたいしたことない。
誰だって同じじゃねえかと。まだ頑張れると。
そういう歌があるのだなあと。
ライブでしかそういうのは絶対わからない。
それが板谷祐の魅力。
生身で剥き身なものだけが持つ本当の意味での癒し。
人間の塊。
ライブっていうのは歌を聞く場所じゃなく。それを感じる場所だと。
それぞれの人にそういう人はいるんだろうけれど。
それを感じさせてくれる人間に会えるって幸運以外のなにものでもないと思う。
(高木フトシ編へ続く)
オオカミ少年 続き
おおかみはこわいぞー
おおかみはこわいぞー
オオカミ少年は酒場で歌います。
去年は何人喰われた?
今年は何人だ?
誰もおおかみのことは知りません。
なにより彼自身も知らないのです。
それが滑稽なことだと少年は気付きません。
だけど、少年の声は心に響きます。
彼が一生懸命だということがわかるからです。
その感情が人の心を打つのです。
ある年、どしゃぶりの雨で川が決壊しました。
手抜き工事が原因です。
役人がお金をもらい、業者が手抜きをしたのです。
何人かが亡くなりました。
別の年、疫病が流行りました。
届く筈のワクチンは、隣村の役人が自分の村のために
余分にとっておいたのです。
何人かが亡くなりました。
隣村では結局その薬は使いませんでした。
そんな年でもあいかわらず少年は歌います。
おおかみが来たぞー
おおかみはこわいぞー
おおかみに気をつけろ
おおかみはカッコいいのです。
おおかみは強いのです。
少年はカッコいいことが大好きです。
誰も彼の歌に耳を傾けることはなくなりました。
日々の生活のほうが大変なのです。
役人のわいろや業者の手抜きや。
知るべき情報が他にたくさんあるのです。
自分の身を守るために。
歌は世界を変えるんだ!
歌は世界を救うんだ!
少年は今日も歌い続けます。
いつの日か救世主と言われるために。
オオカミが来ることを夢見ながら。
おおかみはこわいぞー
オオカミ少年は酒場で歌います。
去年は何人喰われた?
今年は何人だ?
誰もおおかみのことは知りません。
なにより彼自身も知らないのです。
それが滑稽なことだと少年は気付きません。
だけど、少年の声は心に響きます。
彼が一生懸命だということがわかるからです。
その感情が人の心を打つのです。
ある年、どしゃぶりの雨で川が決壊しました。
手抜き工事が原因です。
役人がお金をもらい、業者が手抜きをしたのです。
何人かが亡くなりました。
別の年、疫病が流行りました。
届く筈のワクチンは、隣村の役人が自分の村のために
余分にとっておいたのです。
何人かが亡くなりました。
隣村では結局その薬は使いませんでした。
そんな年でもあいかわらず少年は歌います。
おおかみが来たぞー
おおかみはこわいぞー
おおかみに気をつけろ
おおかみはカッコいいのです。
おおかみは強いのです。
少年はカッコいいことが大好きです。
誰も彼の歌に耳を傾けることはなくなりました。
日々の生活のほうが大変なのです。
役人のわいろや業者の手抜きや。
知るべき情報が他にたくさんあるのです。
自分の身を守るために。
歌は世界を変えるんだ!
歌は世界を救うんだ!
少年は今日も歌い続けます。
いつの日か救世主と言われるために。
オオカミが来ることを夢見ながら。
オオカミ少年
おおかみが来たぞー
おおかみが来たぞー
オオカミ少年は叫びます。村のはずれの路傍の石に片足をかけて。
膝の上に掌を乗せて、幾分前かがみになりながら叫びます。
風が彼の髪をなぶって行きます。
アゴを上げたその顔には少し得意げな笑みが浮かんでいます。
村の人は誰も彼のことを見むきもしません。
おおかみなんてこの70年ほど見かけた人はいないからです。
最後にそれを見た人はもう亡くなっています。
つまりほんとにおおかみを見た人はその村にはいないのです。
ひとしきり叫び終わると彼は満足して家に帰ります。
歩いて帰ります。
彼はおおかみを見たことはありません。
その村から一歩も外に出たことがないからです。
村人は彼が帰るのを見て安堵します。
「やれやれ、こううるさくてはたまらん。なにかいい方法はないものか?」
家に帰るとギターを弾きます。ギターを弾きながら歌うのです。
少年はいい声をしています。毎日、より遠くに届くようにと叫んでいるからです。
あるとき、彼が家で歌っているのを聞いた村人が思いつきます。
「そうだ、酒場で叫ぶ分には問題ないだろう。」
酒場のオヤジに相談しました。
「歌を歌えるんだったら、ちょうどいい。こないだから流しが来れなくなったんだ」
少年は酒場で歌うことになりました。
村の酒場にはいろんな人がやってきます。いろんな話をします。
違う村からやってくる人もいます。
そこにはまだおおかみがいて人を襲ったりもするそうです。
彼はまだ見たこともないおおかみを想像します。
「それはずる賢い目をしている」
ある人が言います。
一度それに襲われたと言う人が来ました。
「それはアゴから真っ赤な舌を垂らしていた」
「覗き込むと地獄の釜のようだった」
ますます、想像がつのります。
酒場から帰ると、彼は星空を眺めながら眠ります。
安らかに眠ります。

少年は夢をみます。
夢の中で彼はオオカミになります。
手には爪が生えています。口は耳まで裂けています。
人々は彼をみると畏れます。
人を支配した気分になれるのです。
すごく気持ちがいいのです。
朝目覚めたとき、その夢はすっかり忘れています。
でも、その夢を見た日はすごく気持ちよく目覚めます。
(続く)
おおかみが来たぞー
オオカミ少年は叫びます。村のはずれの路傍の石に片足をかけて。
膝の上に掌を乗せて、幾分前かがみになりながら叫びます。
風が彼の髪をなぶって行きます。
アゴを上げたその顔には少し得意げな笑みが浮かんでいます。
村の人は誰も彼のことを見むきもしません。
おおかみなんてこの70年ほど見かけた人はいないからです。
最後にそれを見た人はもう亡くなっています。
つまりほんとにおおかみを見た人はその村にはいないのです。
ひとしきり叫び終わると彼は満足して家に帰ります。
歩いて帰ります。
彼はおおかみを見たことはありません。
その村から一歩も外に出たことがないからです。
村人は彼が帰るのを見て安堵します。
「やれやれ、こううるさくてはたまらん。なにかいい方法はないものか?」
家に帰るとギターを弾きます。ギターを弾きながら歌うのです。
少年はいい声をしています。毎日、より遠くに届くようにと叫んでいるからです。
あるとき、彼が家で歌っているのを聞いた村人が思いつきます。
「そうだ、酒場で叫ぶ分には問題ないだろう。」
酒場のオヤジに相談しました。
「歌を歌えるんだったら、ちょうどいい。こないだから流しが来れなくなったんだ」
少年は酒場で歌うことになりました。
村の酒場にはいろんな人がやってきます。いろんな話をします。
違う村からやってくる人もいます。
そこにはまだおおかみがいて人を襲ったりもするそうです。
彼はまだ見たこともないおおかみを想像します。
「それはずる賢い目をしている」
ある人が言います。
一度それに襲われたと言う人が来ました。
「それはアゴから真っ赤な舌を垂らしていた」
「覗き込むと地獄の釜のようだった」
ますます、想像がつのります。
酒場から帰ると、彼は星空を眺めながら眠ります。
安らかに眠ります。

少年は夢をみます。
夢の中で彼はオオカミになります。
手には爪が生えています。口は耳まで裂けています。
人々は彼をみると畏れます。
人を支配した気分になれるのです。
すごく気持ちがいいのです。
朝目覚めたとき、その夢はすっかり忘れています。
でも、その夢を見た日はすごく気持ちよく目覚めます。
(続く)