生まれつき
あきらかに自分より、自分が持っているモノのほうが大きい。
なのでその人からはみ出してしまっている。
それはその人の欲望というより、方向性をもたない固まりのような。
善とか悪とかを超えてしまってるエネルギーのような。
そういうのって生まれつきのものなんだろうか?
仕事で、その仕事に才能があるヤツは、傍から見てて手品のようにいろんなものを引き寄せる。自分が好きなことや得意なことをやっている場合には、いろんな可能性を排除していない。やりたいようにやるし、やりたいことにすぐ手が届く。
というより、勝手に思いつく。直観というよりあらかじめそこにゴールがあったかのようにやってる途中で「見える」し、見えたあともそのカタチはどんどん変わっていく。
この二つは全く別のモノで。
ヒトラーの絵が凡庸だったという。確かに素人目にみても凡庸なのだけど。
「ウイーンの美術アカデミーを受験し不合格になったヒトラーは翌年も二度目の挑戦をするが、作品見本の提出さえも不必要とされ、完璧な不合格となった」と。
何を思って彼は絵を描いていたのだろう。
なのでその人からはみ出してしまっている。
それはその人の欲望というより、方向性をもたない固まりのような。
善とか悪とかを超えてしまってるエネルギーのような。
そういうのって生まれつきのものなんだろうか?
仕事で、その仕事に才能があるヤツは、傍から見てて手品のようにいろんなものを引き寄せる。自分が好きなことや得意なことをやっている場合には、いろんな可能性を排除していない。やりたいようにやるし、やりたいことにすぐ手が届く。
というより、勝手に思いつく。直観というよりあらかじめそこにゴールがあったかのようにやってる途中で「見える」し、見えたあともそのカタチはどんどん変わっていく。
この二つは全く別のモノで。
ヒトラーの絵が凡庸だったという。確かに素人目にみても凡庸なのだけど。
「ウイーンの美術アカデミーを受験し不合格になったヒトラーは翌年も二度目の挑戦をするが、作品見本の提出さえも不必要とされ、完璧な不合格となった」と。
何を思って彼は絵を描いていたのだろう。
『バルタザールの遍歴』 佐藤亜紀
ヴィレバンで、店長手書きの推薦文「一晩で一気に読める作品ってあるんですね…」とあり。
バルタザールの遍歴 (文春文庫)/佐藤 亜紀

ほんとかよ?と買った。結局、ひと月近く読む。
文章の格式が高くというか敷居が高いのだが、展開が遅く。
そのせいで何度も読みながら寝てしまう。
男の作家だと思っていた。
硬派な文章というのは実は女の人にしか書けないのかもしれない。
高村薫さんの文章もそうなのだが。
経験を深く内省することによってしか得られない達観と老獪な自尊心に満ちていて。
これを若干29才で書いたのかという驚き。
人に対する観察眼というのは、やはり女の人の方が深いのだろう。
そう思ったけど、そういうレベルをはるかに超えていて。
どうしてそんなことを知っているのだろうと。端々の文章に唸る。
しかし、それがなければ読み続けられなかった。
山もなく、谷もなく。遠くからはそう見えるが、それは丘だったり窪みだったり。
ただのっぺりと時間が横たわっている感じ。
小説とよぶには何かが足りない。なんなんだろう?
硬質なファンタジーノベルが読みたい人にはお勧めするが、ファンタジーノベルが嫌いな人には結局ダメかもしれない。中学や高校のときなら喜んで読んだと思うが、今はもうファンタジーとかSFとかはオイラには無理。森博嗣も読めなかったし。ライトノベルとか同人誌というジャンルはおじいちゃんには無理っす。もう読めなくなったねえ。
倉橋由美子さんはこういうの好きかも?と思ったのだけれど。
「いや、どうだろう?」と、あとで思い直した。
澁澤龍彥とか吉田健一とかとは決定的に違う。
文章の中になにか得体のしれない生き物が住んでいるという感じがしない。
ヌシがいない池のようで。
草葉の陰とかを探ってみてもなにも出てくる感じがしない。
しかし、オオアリクイって…。この手の人は苦手だ。
でも、『ミノタウロス』は読んでみたい。
ひょっとしたら…と自分の若さに一抹の期待を懸けてみようか。
ミノタウロス (講談社文庫)/佐藤 亜紀

バルタザールの遍歴 (文春文庫)/佐藤 亜紀

ほんとかよ?と買った。結局、ひと月近く読む。
文章の格式が高くというか敷居が高いのだが、展開が遅く。
そのせいで何度も読みながら寝てしまう。
男の作家だと思っていた。
硬派な文章というのは実は女の人にしか書けないのかもしれない。
高村薫さんの文章もそうなのだが。
経験を深く内省することによってしか得られない達観と老獪な自尊心に満ちていて。
これを若干29才で書いたのかという驚き。
人に対する観察眼というのは、やはり女の人の方が深いのだろう。
そう思ったけど、そういうレベルをはるかに超えていて。
どうしてそんなことを知っているのだろうと。端々の文章に唸る。
しかし、それがなければ読み続けられなかった。
山もなく、谷もなく。遠くからはそう見えるが、それは丘だったり窪みだったり。
ただのっぺりと時間が横たわっている感じ。
小説とよぶには何かが足りない。なんなんだろう?
硬質なファンタジーノベルが読みたい人にはお勧めするが、ファンタジーノベルが嫌いな人には結局ダメかもしれない。中学や高校のときなら喜んで読んだと思うが、今はもうファンタジーとかSFとかはオイラには無理。森博嗣も読めなかったし。ライトノベルとか同人誌というジャンルはおじいちゃんには無理っす。もう読めなくなったねえ。
倉橋由美子さんはこういうの好きかも?と思ったのだけれど。
「いや、どうだろう?」と、あとで思い直した。
澁澤龍彥とか吉田健一とかとは決定的に違う。
文章の中になにか得体のしれない生き物が住んでいるという感じがしない。
ヌシがいない池のようで。
草葉の陰とかを探ってみてもなにも出てくる感じがしない。
しかし、オオアリクイって…。この手の人は苦手だ。
でも、『ミノタウロス』は読んでみたい。
ひょっとしたら…と自分の若さに一抹の期待を懸けてみようか。
ミノタウロス (講談社文庫)/佐藤 亜紀

地下鉄の旧跡
そういえば、大名古屋ビルヂングって建て替えなのだね。
ロンドンのトッテナムコートロード駅はモザイクがいっぱいなのだが、いろんな駅のプラットホームにそれぞれ趣向が凝らしてあって見ていて楽しかった。
名古屋も東山動物園のある東山公園駅とか久屋大通駅のプラットホームには動物だったりメキシコの人々の壁画だったり。
コンコースじゃなくプラットホームってとこがミソなのだ。
旅行に行って和むのは、意外とそういう場所だったりする。
あわただしい中で、ふと時間がとまるとき。
名所旧跡よりそんな場所のほうが記憶に残ってたりする。
地下鉄の名古屋駅のコンコース、大名古屋ビルヂング側にあるモザイク。
ピンボケ失敬。あそこで写真とるのは恥ずい。

潰すんならどっかに貼り付けてほしいなあ。まあ、少し離れているのでビルには掛からないような気もするが。
絵が昭和っぽくて好きなのである。
追記
2017年にトッテナム・コート・ロードは今の6倍の広さになって生まれ変わります!だと。
http://london.navi.com/special/5032317
モザイクはどうなったんだろう?
ロンドンのトッテナムコートロード駅はモザイクがいっぱいなのだが、いろんな駅のプラットホームにそれぞれ趣向が凝らしてあって見ていて楽しかった。
名古屋も東山動物園のある東山公園駅とか久屋大通駅のプラットホームには動物だったりメキシコの人々の壁画だったり。
コンコースじゃなくプラットホームってとこがミソなのだ。
旅行に行って和むのは、意外とそういう場所だったりする。
あわただしい中で、ふと時間がとまるとき。
名所旧跡よりそんな場所のほうが記憶に残ってたりする。
地下鉄の名古屋駅のコンコース、大名古屋ビルヂング側にあるモザイク。
ピンボケ失敬。あそこで写真とるのは恥ずい。

潰すんならどっかに貼り付けてほしいなあ。まあ、少し離れているのでビルには掛からないような気もするが。
絵が昭和っぽくて好きなのである。
追記
2017年にトッテナム・コート・ロードは今の6倍の広さになって生まれ変わります!だと。
http://london.navi.com/special/5032317
モザイクはどうなったんだろう?
『小さな命が呼ぶとき』
『小さな命が呼ぶとき』
小さな命が呼ぶとき [DVD]/ブレンダン・フレイザー,ハリソン・フォード,ケリー・ラッセルジャレッド・ハリス

原題は、Extraordinary Measuresだそうだ。ふむ。
オイラがわかったのは2つで、どちらも父親がとったMeasureだ。
ひとつは称賛されるべき、ひとつは批判されるべき。
実話を元にってことで思い出すのは、『ロレンツォのオイル/命の詩』。
こっちの原題はLorenzo's Oilでそのまま。
ロレンツォのオイル/命の詩 [DVD]/ニック・ノルティ,スーザン・サランドン

原題のつけかたに作者の意図が現れるらしく。
難病に苦しむ娘や息子を救うためにお父さんが奔走するっていうテーマなので焼き直しみたいなものかと思ってたけど、やはりそれなりに狙いも違うし意図するところも違う。
なにより時代が変わったと。それだけ、考慮されることも複雑になっていて進化してるなあと。
企業コンプライアンス(もしくは企業モラルとCSR?)やら雇用やらの現代的なアメリカの様相を端々に織り込んでいるので、浪花節的な中にもリアリティが。感情だけではうまくいかない。だけどそういう状況であるからこそ、子供を思う気持ちがより重要なのだという。そんな主題なのだろうか。
どちらの映画に軍配を上げるかというのは個人によって違うだろうなあ。
でも、わっしはどっちかというと『ロレンツォのオイル』のほうが好きなのだ。
たぶん、ニック・ノルティとスーザン・サランドンというペアVSブレンダン・フレイザーとハリソン・フォードというコンビの対決で、前者に圧倒的な軍配を上げてしまうからなんだろうと。
あとは、時間との戦いという感覚。
マイクロソフトのMSプロジェクト的なものとか、企業内コンペとか、最新の企業メソッドを使って新薬開発に取り組むのか、それとも医学図書館に通い詰め、動物実験を参照し、世界中の研究者や一流の医学者らに問い合わせるという力技か。ツールやメソッドによって均された時間と人の中で伸び縮みする時間。親しみを覚えるのはやはり後者なのだな。古いタイプの人間なので。アムロ? てかMSプロジェクトが実プロジェクトでまともに機能するとは思えない。インドでうんざりしたトラウマが…
映画の豊穣さというのはストーリー性の進化だけでは語れないんだろうなあと。
でもどっちもよい映画です。
小さな命が呼ぶとき [DVD]/ブレンダン・フレイザー,ハリソン・フォード,ケリー・ラッセルジャレッド・ハリス

原題は、Extraordinary Measuresだそうだ。ふむ。
オイラがわかったのは2つで、どちらも父親がとったMeasureだ。
ひとつは称賛されるべき、ひとつは批判されるべき。
実話を元にってことで思い出すのは、『ロレンツォのオイル/命の詩』。
こっちの原題はLorenzo's Oilでそのまま。
ロレンツォのオイル/命の詩 [DVD]/ニック・ノルティ,スーザン・サランドン

原題のつけかたに作者の意図が現れるらしく。
難病に苦しむ娘や息子を救うためにお父さんが奔走するっていうテーマなので焼き直しみたいなものかと思ってたけど、やはりそれなりに狙いも違うし意図するところも違う。
なにより時代が変わったと。それだけ、考慮されることも複雑になっていて進化してるなあと。
企業コンプライアンス(もしくは企業モラルとCSR?)やら雇用やらの現代的なアメリカの様相を端々に織り込んでいるので、浪花節的な中にもリアリティが。感情だけではうまくいかない。だけどそういう状況であるからこそ、子供を思う気持ちがより重要なのだという。そんな主題なのだろうか。
どちらの映画に軍配を上げるかというのは個人によって違うだろうなあ。
でも、わっしはどっちかというと『ロレンツォのオイル』のほうが好きなのだ。
たぶん、ニック・ノルティとスーザン・サランドンというペアVSブレンダン・フレイザーとハリソン・フォードというコンビの対決で、前者に圧倒的な軍配を上げてしまうからなんだろうと。
あとは、時間との戦いという感覚。
マイクロソフトのMSプロジェクト的なものとか、企業内コンペとか、最新の企業メソッドを使って新薬開発に取り組むのか、それとも医学図書館に通い詰め、動物実験を参照し、世界中の研究者や一流の医学者らに問い合わせるという力技か。ツールやメソッドによって均された時間と人の中で伸び縮みする時間。親しみを覚えるのはやはり後者なのだな。古いタイプの人間なので。アムロ? てかMSプロジェクトが実プロジェクトでまともに機能するとは思えない。インドでうんざりしたトラウマが…
映画の豊穣さというのはストーリー性の進化だけでは語れないんだろうなあと。
でもどっちもよい映画です。
