考える人と考えない人、信じる人と信じない人、どこで分かれるのでしょうか? | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

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もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。


前回のブログ記事、『 結果が出せるスタッフさんと結果が出せないスタッフさんの違いとは? 』で、スタッフさんには、次の4つのタイプがあると書きました。

 

◆(A)『自分で考えて、行動するスタッフさん』

 

◆(B)『何も考えず、信じて、行動するスタッフさん』

 

◆(C)『何も考えず、自分以外は信じないスタッフさん』

 

◆(D)『できない理由を考えて、文句を言うスタッフさん』

 


この中で、(A)の『考えるスタッフさん』と、(B)の『信じるスタッフさん』が結果を出せると言いました。

 

 

では、『なぜ、考えられるのでしょうか?』、あるいは、『なぜ、信じられるのでしょうか?』、今回はこの辺りを考えてみます。

 

 

 

まず、なぜ、信じられるのでしょうか?

 

(B)の『信じるスタッフさん』は、基本的には考えない人が多いでしょう。

 

なぜなら、すでに他の人に考えてもらっているので、その人のことを信じさえすれば、自分は何も考えなくてもいいからです。

 

但し、他の人が考えたことを行動する場合、その行動が、『楽しいか、辛いか』で、『行動するか、行動しないか』が決まります。

 

 

(B)の『信じるスタッフさん』は、『楽しいかも』と感じた人です。

 

逆に、『辛そう』と感じた人は、冒頭の分類の(C)のスタッフさんになるでしょう。

 

 

 

どこで、このように分かれるのでしょうか?

 

 

 

これを知る簡単な方法は、『楽(ラク)の反対の言葉』をスタッフさんに聞けば、分かります。

 

例えば、『楽(ラク)の反対が、辛い』であれば、(C)のスタッフさんになりやすいです。

 

これは、『辛いことはしたくないので、楽(ラク)したいから、行動しない』となります。

 

 

例えば、『楽(ラク)の反対が、楽しい』であれば、(B)のスタッフさんになりやすいでしょう。

 

なぜなら、『楽(ラク)して何もしないよりは、みんなと一緒に行動する方が楽しい』と感じるからです。

 

 

つまり、(C)のスタッフさんは、『辛いより、楽(ラク)』を優先し、(B)のスタッフさんは、『楽(ラク)より、楽しい』を優先する傾向があります。

 

 



次は、『なぜ、考えられるのか?』です。

 

(A)の『考えられるスタッフさん』は、基本的に信じない人が多いでしょう。

 

なぜなら、『信じないから、考える』のです。

 

考えるプロセスは、次のような流れになります。

 

◆(1)『信じない』

 

◆(2)『現状を疑う』

 

◆(3)『考える』

 

◆(4)『分からない』

 

◆(5)『もっと考える』

 

◆(6)『考え続ける』

 

◆(7)『あることが、きっかけで気付く』

 

 

この『気付いた新しいこと』が、当面の答えになるでしょう。

 

そして、この『気付いた新しいこと』が、試行錯誤の繰り返しであればあるほど、嬉しい発見となって、とても嬉しくなるのです。

 

ここが、『考えることの楽しさ』につながります。

 

 

 

ポイントは、(4)の『分からない』です。

 

ほとんどの人が、少し考えて、分からなければあきらめます。

 

なので、(4)の『分からない』で終りです。

 

そして、『考えても意味がない』と言って、それ以上考えようとしません。

 

 

 

ところが、一部の人は、それでも『もっと考え、考え続けて、気付き』まで持って行きます。

 

この時、『もやもやしていたものが一変して、ワクワクした楽しい気持ち』になるのです。

 

そして、(A)のスタッフさんのように、『やっぱり、考えることは楽しい』と感じます。

 

 

しかし、途中であきらめた人は、『やっぱり、考えることは辛い』と感じ、(D)のスタッフさんのように、『できない理由』の文句を言うかもしれませんね。

 

ここでも、先程と同じように、『楽しいか、辛いか』で分かれます。
 

 


どうでしょうか?

 

 

 

しかし、これは、スタッフさんの感じ方の問題だけではありません。

 

『楽しいと感じる環境か、辛いと感じる環境か』の問題でもあるのです。

 

 

もしも、スタッフさんに、『楽(ラク)の反対の言葉』を聞いて、『辛い』という答えが返って来たら、『楽しいと感じる環境』にするには、『何をすればよいのか?』と考えて下さいね。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則