店頭看板の事例(お花屋さんの切花鮮度保持剤) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

お花屋さんの『切花鮮度保持剤』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

  


【コメント】

季節ごとに、このような看板を使って上手に呼び掛けているお花屋さんの店頭看板です。

今回は、『夏の切花の鮮度対策』の呼びかけです。

写真では伏せていますが、一番最初に『商品名』が書かれて、次に『呼び掛け』が来ています。

先に『呼び掛け』てから、『商品名』につなげて行く方が流れが作りやすいと思います。

なぜなら、お客さんは最初から『商品』に興味を示さないからです。




ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>『商品名』
>今の時期お花のモチ、悪いから・・・
>と悩んでいる方!
>『商品名』を使って見て下さい!
>違いにビックリしますよ!
>①糖分が入っているので、お花の鮮度と美しさを保ちます。
>②バクテリアの繁殖を防ぎニゴリを抑えます。



→『呼び掛け』て、すぐに『商品名』という『解決策』を伝えるのは急ぎ過ぎです。

→『解決策』の前に、なぜ? その解決策が必要なのか? その『原因』をズバリ言い切っておくと、解決策が納得してもらいやすくなります。

→続いて、解決策のメリットを説明していきます。




【変更後看板の文章】

〈例えば〉
店頭看板の事例
(お花屋さんの切花鮮度保持剤)
『気温が高くなる夏は、お花のモチが
悪いから・・・』とお困りのあなたに

夏の切花が枯れやすい原因は、
『バクテリア』の仕業です。
茎がぬるぬるするのも、同じ原因。

『商品名』を使って見て下さい。

殺菌効果でバクテリアの繁殖を防ぎ、水道水で活けるより、長い間お花の美しさを楽しむことができますよ。

また、糖分が入っているため、自分で糖分を作り出せない切花の成長を促し、花びらだけでなく葉も美しくシャキッとした状態が続きます。

切花にも栄養分をシッカリ与えてあげて下さい。




【今回のポイント】

→『解決策』の前に、なぜ? その解決策が必要なのか? その『原因』をズバリ言い切っておくことが今回のポイントです。

→『原因』とは、お客さんとの共通の敵です。

→今回の場合ですと、『バクテリア』が、共通の敵です。

→長い間、お花の美しさを楽しみたいお客さんと、一緒になって共通の敵をやっつけましょう。

→売り込むことで、あなたが敵になっては、買ってもらえません。



こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則


なぜ店頭看板が必要なのか?店頭看板の役割は?