店頭看板の事例(スーパーの土用丑の日うなぎ予約) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。

スーパーさんの『土用丑の日うなぎ予約』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

  


【コメント】

土用丑の日に食べられるように、『うなぎの蒲焼』が予約できることをお知らせしているスーパーさんの店頭看板です。

今年の土用丑の日、7月29日(火)をシッカリ伝えて、盛り上げようとしています。

このような場合、『商品目線』で書かれることが多いのです。

しかし、このスーパーさんは違っていて、『季節の出来事』や『お客さんへの気遣い』が書かれていて、とても素晴らしいと感じました。



ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『>』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。




【現状看板の文章】

>アジサイもそろそろおわり7月になりますね。
>梅雨本番、むし暑い日がつづきそうです。
>夏を乗り切るには体力を作ること
>まずは栄養からとりましょう・・・ということで

>土用の丑の日 7月29日(火)は
>店名のおいしいうなぎを食べて力をつけて下さいね!

>ご予約承り中です。サービスカウンターまで




→『季節の出来事』や『お客さんへの気遣い』が素晴らしいのですが、できれば、『問い掛け』を使って気遣うことで、お客さん自身により近づくことができると思います。

→その上で、『なぜ? 土用丑の日に、うなぎを食べる必要があるのか?』を説明してあげれば理解されやすくなります。

→それと、予約限定商品の『良さ』も伝えておきましょう。





【変更後看板の文章】

〈例えば〉
店頭看板の事例
(スーパーの土用丑の日うなぎ予約)
むし暑い日がつづき、日差しがまぶしい
夏へと変わろうとしています。

この時期、何となく身体がだるい、朝が起きにくい
体調がすぐれないと思うことはありませんか?

昔から『季節の変わり目』を土用といい、夏の土用丑
の日には、精の付くうなぎを食べる習慣があります。
夏を乗り切る体力を付けるためには、まず栄養から

今年の土用丑の日は、7月29日(火)

【ご予約限定商品】
手焼き炭火焼うなぎ蒲焼(大)  ¥0000
炭火だけで焼いているので表面は、パリパリ・サク
サク、中は、ふっくら・フワフワに仕上がっています。

『限定200尾』
手焼きですので、数に限りがあります。
ご予約は、サービスカウンターまで




【今回のポイント】

→お客さんに『こんなことありませんか?』と問い掛けて、現実味をだすことと、『なぜ? 土用丑の日に、うなぎを食べる必要があるのか?』という、買う理由をシッカリ説明することが今回のポイントです。

→この『問い掛け』と『買う理由』で、お客さんに『必要性』が生まれてきます。

→何となく『土用丑の日に、うなぎを食べる』から、こういう理由で『家族の健康のために、うなぎを食べる』に考え方が変われば、予約してもらえる数も増えると思います。

→それと、『手焼きですので、限定200尾までです』と『限定性』の理由もシッカリ伝えましょう。




こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング  伊丹芳則


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