美容室店さんの『炭酸シャンプー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の写真】

【コメント】
美容室店さんは、季節によって、お店を利用されるお客さんの数が変わる特徴があります。
通常、客数が多い月を『繁忙期』と言い、客数が少ない月を『閑散期』と言い、『それ以外の期間』の3つに分けられます。
お店によって違いますが、大体こんな感じです。
◆『繁忙期』 は、3月・7月・12月
◆『閑散期』は、1月・2月・8月・11月
◆『それ以外の期間』は、4月・5月・6月・9月・10月
この店頭看板は、3月から4月にかけての提案をしています。
つまり、3月の繁忙期に来られたお客さんを、『少し客足が落ちる4月にも来店してもらいたい』という狙いがあります。
そのための特典が『炭酸シャンプーの体験チケット・プレゼント』です。
3月と4月に来店されたお客さんに、4月から利用していただく企画となっています。
大変面白い企画です。
着目は、素晴らしいと思います。
ただ、いきなり『炭酸シャンプー・プレゼント』と言われても、お客さんには『リアル感がない』ので興味を持ってもらいにくいです。
なので、まず『現状にどんな問題があって、それがあなたにも関係しているんですよ』と質問を、先に投げかける必要があります。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>炭酸シャンプー
>体験チケットプレゼント
>3月、4月ご来店のお客様に
>炭酸シャンプーとは?
>炭酸ガスの入ったお湯でさせて頂くシャンプーです!
>・髪についたシリコン除去!
>・血行を良くする!
>・新陳代謝を高める!
>・化粧水でシャンプーしているようにスベスベ・サラサラに!
>4月より体験して頂けます!
>これからあたたかくなり頭皮にも
>汚れがたまりやすくなります。
>是非!この機会に頭皮・髪の毛をキレイにしませんか?
>詳しくはスタッフまで
>TEL000-000-0000
【変更後看板の文章】
〈例えば〉
店頭看板の事例
(美容室店の炭酸シャンプー)
(美容室店の炭酸シャンプー)
もうすぐ4月『毛穴の汚れ』が原因でトラブルが起きる季節です
『フケが出る』、『抜け毛が増える』、『頭皮がベタつく』等で
困ったことはありませんか?
毛穴の汚れには『炭酸シャンプー』!
毛穴の汚れだけでなく、髪についたシリコンも除去
さらに血行を良くし、新陳代謝も高め
洗い上がりをスベスベ・サラサラに
髪の根本をふんわりさせます
3月、4月ご来店のお客様限定
炭酸シャンプー(¥1000)の無料チケット・プレゼント!
(4月よりご利用頂けます)
髪本来のハリ・コシに戻すと共に
スタイリングやカラー・パーマのかかり方にも
良い効果があります
ご都合のよい日時が埋まる前に
お電話でご予約を
000-000-0000(営業時間00時まで)
『フケが出る』、『抜け毛が増える』、『頭皮がベタつく』等で
困ったことはありませんか?
毛穴の汚れには『炭酸シャンプー』!
毛穴の汚れだけでなく、髪についたシリコンも除去
さらに血行を良くし、新陳代謝も高め
洗い上がりをスベスベ・サラサラに
髪の根本をふんわりさせます
3月、4月ご来店のお客様限定
炭酸シャンプー(¥1000)の無料チケット・プレゼント!
(4月よりご利用頂けます)
髪本来のハリ・コシに戻すと共に
スタイリングやカラー・パーマのかかり方にも
良い効果があります
ご都合のよい日時が埋まる前に
お電話でご予約を
000-000-0000(営業時間00時まで)
【今回のポイント】
→問題の原因をズバリ『毛穴の汚れ』と言い切っていること
→原因を無くすには『炭酸シャンプー』だと、必要性を出していること
→そして『そのタイミングは今ですよ』と気づかせていること
→それが『今だけ、無料で手に入る』と限定していること
→また、無料にする時は必ず、料金表示が必要です。
→今回は、仮に¥1000としました。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング 伊丹芳則
なぜ店頭看板が必要なのか?店頭看板の役割は?