こんにちは、集客できる店頭看板の販促相談員の伊丹芳則です。
社長さんのひとり言。
『最近、社員からリクエストがない』
『ギモンも言ってこない』
『これでいいのかな?』
『本当にうまくいっているのかな?』
『そんな事はないはずなのに、なぜだろう?』
なんとなく、『これではダメだ』と感じている社長さんが多いです。
社長さんから積極的に、『何か困ったことない?』と尋ねられることもあります。
でも、『別に、何もありません』と、社員さんは言うだけです。
『ちょっと考えてみてよ』と言っても、すぐに、あきらめて『わかりません』と答えます。
こんな時、どうしますか?
なぜ、何も考えず、すぐあきらめてしまうのでしょうか?
それは『何となく、やらなければいけない』という気持ちを持っている社員さんは結構います。
でも、『ハッキリとコレをします』と、約束ができないのです。
なぜなら、約束すると負担になり、負担が不安になります。
『もし、できなければどうしよう?』
『叱られる、怒られる、イヤな顔をされる』
過去に、そのような出来事を経験している社員さんは、特に不安になる方が多いです。
どうやら社員さんだけの問題ではなく、社長さんとの『関わり方』が大きく影響していると思われます。
では、どうすればよいのか?
そんな時は、社員さんに『自己採点』してもらう方法があります。
〈例えば〉『◆』社長さん 『→』社員さん
①◆まず、今回の仕事は『100満点で何点?』と聞きます。
②→社員さんが、『う~ん、70点です』と答えたとします。
③◆『どこがうまくいったの?』と、さらに聞きます。
④→社員さんが、『う~ん、コレコレです』と答えれば
⑤◆それは『すごいね』と、本気でほめます。
⑥◆そして、ところで『残りの30点は、どんなこと?』『どこがうまくいかなかったの?』と聞きます。
⑦→この質問に、社員さんは必死で考えて答えようとします。
なぜなら、質問されている内容が、自分が答えた70点の残りの30点だからです。
難しい言葉でいうと『一貫性の原理』が働き、自分の答えに『つじつま』があうように行動するからです。
⑧→必死で考えた社員さんは、『こんなことが、うまくいかなかったと思います』と答えたとします。
⑨◆じゃあ、『どうすれば、うまくいくと思う?』『何でもいいから言ってみて』『分かりませんは、ナシでね』
⑩→社員さん『・・・・・』
答えられない社員さんに、社長さんが
⑪◆じゃあ、『どんな協力があればいい?』『何かリクエストはない?』『何でもいいから言ってみて』
⑫→戸惑いながら社員さんは、『こんなことがあれば助かります』
⑬◆『どうして、そう思ったの?』
⑭→恐る恐る社員さんは、『こんなことにギモンがあると思ったからです』
⑮◆『あっ、そうだったのか!』『わかった』『できることと、できないことがあるけど、これはすぐします』
⑯→『ありがとうございます』『では、がんばります』
こんな感じになるか、どうか分かりません。
でもはじめより、少しは風通しが良くなった気がします。
自分で、『自己採点』すると、『分かりません』と言えなくなるのです。
だから、あきらめず必死で考えようとします。
一度試して見て下さい。
結構使えるツールです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
株式会社アイ・マーケティング 伊丹芳則