闇稽古、闇修練とは、ダーティな反社会的な話しではなく、夜間・深夜の稽古、修練のことです。


ダークパワーを上げる、ダークサイドの修練というものも世の中には存在しますが、武道、武術の王道を歩む合気道S.A.越谷・春日部には無縁です。


昔の武術の稽古に、ある程度になった人間達だけで闇の中、薄明かりの中で剣を振ったり、組手などをする闇稽古をされたそうです。


私も山籠りをして、様々な夜の闇を体験しています。

 

五感のなかでも重要な視覚情報が抑えられる結果、残りの四感に意識が集中します。


視覚から得られる情報は五感を100%とすると約80%だそうです。


つまり、闇で目が見えないと普段の20%の情報で行動しなければなりません。


聴覚はもちろん、嗅覚や触覚(皮膚感覚)までがフル活動します。


太陽が沈んでも人口の灯で生活する現代人が眠らせてしまった本能を蘇らせるのが闇稽古です。


そんな稽古を継続すると、潜在意識である第六感の扉まで開くことになります。


さて、我が合気道S.A.越谷・春日部でも、昨日の稽古中、期せずして、闇稽古となりました。


稽古中に、雷鳴が轟き、激しい豪雨となり、雲放電の後、閃光が走り、雷鳴は破裂音に変わり、近くで何回も落雷が続きました。


そして、突然の停電。

 

<今日は停電になるかもしれない>


今まで何度か稽古中の雷雨は経験していますが、昨日は、そんな予感がしたので、停電で稽古が遅れないように生徒さん達に告げて、進捗ペースを調整していました。


予感は当たり、突然の停電。


いきなりの闇に『暗順応』の時間が必要です。


子供の読んだ忍者の本には、闇を見通す為の術が紹介されいましたが、今回は不向きです。


そこで山籠りで身につけた闇を見通すやり方をしました。


街灯の光が窓から、わずかに差し込むので、新月の闇夜に、滝行に向かうため、全身の感覚を研ぎ澄まして山道を登るよりも楽です。


しかも足元も平らなフローリング(板の間)ですから、片側が崖の未舗装の道と異なり安全です。 


新月の山道で足を踏み間違えて崖に落ちると、発見されるのは、よくて翌日ですし、大怪我をすれば、朝まで命が持たないかもしれません。慣れた滝への道を普段の何倍も時間をかけて、丁寧に足を進めました。


今回は生徒さんからの希望の声もあったので、復旧までの時間を利用して、初心者レベルの闇稽古としました。


『生徒さんを達人にする』が、私の稽古場の指導方針です。


生徒さん達は、普段の何倍もの集中力で振っていたはずです。


突然のアクシデントでも、予測をしていれば、慌てることなく、普段出来ない稽古をすることが出来ます。


復旧して明るくなったので、感性が鋭くなった生徒さん達に、よい機会と体幹、体軸を使った『感性の合気道技』を指導をすることにしました。


体感、体軸の鈍い人には、教えても時間の無駄になる技です。


いかなる時も平常心で乗り越えるのが合気道S.A.越谷・春日部流です。


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NHKの『SONGS』で偶然、拝見した『新しい学校のリーダーズ』の皆さんの有機的な体軸が素晴らしくて、先日、ブログを書いてしまいました。


私の中で『体軸の人』といえば、15歳の時の浅田真央さんです。


彼女がテレビでリンクを滑走しジャンプをしていた姿を見た時、驚いて叫んでしまいました。


『なんで、こんな小さな子に綺麗な体軸があるんだ‼️』


そして、成長する浅田真央さんの体軸を何年間も武術眼で観ていました。


するとある事に気付きました。


強い丹田の存在が感じられません。


もちろん、アスリートとしての重心を身体に持っていらっしゃいます。しかし、丹田と呼べるレベルではありません。


大会の成績に波があるたびに、あの強い体軸に、強い丹田があれば、無敵だろに!と心の中でつぶやいていました。


丹田は身体のバランスを整えるだけでなく、心の安定を生み出したくれます。


不動心、平常心は、丹田が生み出している精神状態です。


武術で丹田の構築と鍛錬が不可欠なのは、命のやりとりをする戦場が武人の生きる場だからです。


不動心や平常心は、命のやりとりの場面でも冷静に判断して行動できる心理状態です。


武人として生き残るため絶対に必要な精神状態です。


スポーツや競技武道でしたら、負けても、次回、リベンジが誓えます。


しかし、戦場では、死ぬか大怪我をする可能性があります。


『勝てなくても、負けない、死なない、大怪我をしない』必要があります。


武人にとっては、不動心も平常心も精神修養ではなく、生き延びる切実なツールです。



工作でどんぐりのコマを作ったことはないですか?

どんぐりに爪楊枝や竹串通したコマです。


重心の安定と軸のブレの無さは、コマが長い時間、回転するために必要です。


軸になる竹串や爪楊枝をいくら速く強く回しても安定しません。下にどんぐりがあって初めて安定した回転が継続します。


浅田真央さんの調子のよい時のジャンプも丹田の存在なしにはありえないはずです。  


では、浅田真央さんの丹田はどこに?


座禅、滝行、ヨーガ 断食など、丹田を構築し強化した武眼で見つけました。


朝田さんの丹田は、<外部>にありました。


朝田さんの丹田はお母様でした。


お母様の強い丹田が彼女とつながり、驚異のジャンプに繋がっていました。


外部丹田とは聞いたことがないという方も多いかもしれません。


強いブレないリーダーは強い丹田を持っています。


そして、その丹田力は周囲の人の丹田の代わりとなり得ます。


つまり、丹田のない人でも、丹田力の強い人の側にいれば平常心や不動心と言う精神状態を持てるということです。


集団を一致団結させ統率するのはリーダーの丹田力です。


しかし、外部の丹田との共鳴には、部下やメンバーからの絶大的な信頼がないと起きません。


丹田力が強くてもリーダーに不向きな人は、共鳴力、つまり合気力が弱い方です。


そして、先日、拝見した新しい学校のリーダーズの皆さんも素晴らしい体軸に比べて、丹田と呼べるまでのものは発達していません。


彼女らの丹田はどこにあるのか?


彼女らのインタビューに答えはありました。  


彼女らは、ダンスの振り付けなどを話し合いをして決めるのですが、その時に、4人の中央に<脳>があると言われるのです。

 

4人の意見をまとめる脳が存在していると言われていました。しかも、それは成長して来たと。


それは、まさに4人を支える外部丹田です。


4人が踊り、歌う時、彼女らの外部丹田は4人の体軸にに安定を与えています。


ダンスは素人ですから、よくわかりませんが、4人の方々の過去のダンス経歴は異なるように見えます。


それぞれの異なるダンス個性が融合して絶対的な一体感を生み出しているのは、凄い事なのではないでしょうか。


外部丹田のまとめ力なのか。今後の私の研究テーマです。


実に興味深い皆さんです。


今後のご活躍が楽しみです。


外部丹田が理解出来れば、私が常に主張している丹田と体軸が日本人を救うという主張の根拠がお分かり頂ける思います。


合気道S.A.越谷・春日部で丹田の体軸を構築し強化するのは、合気道や護身のためだけではないのです。


いざという時、迷わない、ぶれないリーダーやサブリーダーになってもらうためです。


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極真空手の創始者の大山倍達館長とお手紙をやりとりしていた頃、失礼ながらと自論を伝えたことがあります。


『力なき正義は無力 正義なき力は無能』


という大山館長の言葉に対して


『正義なき力は無能』ではなく『正義なき力は暴力』ではないでしょうか?


全ての力は正義によって正しく使われるべきあり、正義のない力は暴力になるのではないでしょうかとお伝えしました。


ご賛同頂き、その後、大山館長の言葉は


『力なき正義は無力 正義なき力は暴力』に変わりました。


現在、私は合気道の師範となり、大勢の生徒さん達に路上の護身に使える武術としての合気道を指導伝授しています。

 

いつのまにか『合気とは愛気である』と感じるようになりました。


そして、大山倍達館長の言葉は、私の中で変化をして


『愛なき力は暴力‼️力なき愛は無力‼️』


になって来ました。



『全ての力は愛の心で行使されるべき』である。


しかし『力なき愛は無力』となる。


力には腕力筋力だけでなく、財力や知力、権力も入ります。


これらの力は全て愛の心を持って使われるべきです。


そして『力なき愛』の例としては、路上で刃物を振るう通り魔に遭遇した時、我が子を守るために、我が身を盾にするのは素晴らしい愛情です。


しかし、刺されてしまい、我が子が襲われる順番が少し遅れただけでは、悲しい犠牲です。


親子会員の保護者の方から、無差別殺傷事件のニュースを知るたびに、そういう時、どうやって子供を守るのかを聞かれます。


そして、力なき愛は無力であると護身技の実技指導をしています。


その親子会員の保護者の方の深い愛情を力なき愛にしないためです。


愛は非暴力を言われる方もいます。



『右の頬を打たれたら、左の頬を差し出す』というのは、どうなのでしょうか?


学生時代、合気道は戦わない武道だと誇らしげに語る某流派の有段者に尋ねました。


「もし、街中でケンカを売られたらどうするのか?」


「謝る」


「謝った許してもらえない時はどうするのか?」


「逃げる」


「逃げられずに捕まって殴られそうになったらどうするのか?」


「1〜2発、殴らせる」


「なるほど。では、もしその時、彼女と一緒で、そいつに彼女を置いていけ、と言われたらどうするか?」


「彼女を相手、逃げるか?それとも、殴られ、さらに左の頬の代わりに彼女を差し出すのか?」


合気道S.A.越谷・春日部の師範としての私の答えは、

当時と同じで『右の頬も打たせなければ、左の頬も打たせない』


合気護身技により、相手が暴力で大きな罪を犯さないようにするのも愛の一つと考えます。


<後半に続く>


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2017/10/13に書いた私のブログがあります。この記事のホームページは現在使われていませんので、ご関心を持たれた方は、上記の新しいアドレスをクリックされて下さい。





学生時代、某最大流派の合気道の有段者の方に質問をしました。


当時の私は柔道と空手の組み合わせが、路上の護身では1番有効と考えていました。組んで良し、離れて良し、対刃物の護身も可能。


合気道とは無縁な時代でしたので、好奇心からの質問でした。



前回のブログの続き、後半です。


まずはこれまでの質疑の確認から。


<Qは私、Aは合気道の有段者の方>


Q もし、街中でケンカを売られたらどうするのか?


A 合気道は戦わない武道だから、謝る。


Q 謝っても相手が許さない時は、どうするのか?


A 逃げる。


Q 逃げられないときは、どうするのか?


A 1〜2発殴らせる。


Q 右の頬を打たれたら、左の頬を差し出せの精神か?


A そういうことになる。


ここから後半になります。


Q では、その時、彼女が一緒で、暴漢から、彼女を置いていけと言われたら、どうするのか?


A その時は戦う。


Q  合気道は戦わない武道ではないのか?


A 合気道ではなく、殴り合いで彼女を守る


Q 合気道の技で戦わないのか?


A 型の稽古しかしていないので、街中の暴漢に通用するかわからない。


Q 組手や乱取りの稽古で、ある程度は自分の実力がわかるはずだが?


A 合気道は空手や柔道のような組手や乱取りという稽古はしない。試合もない。型の稽古を繰り返すだけ。


この時の私は、合気道という武道に組手や乱取り、試合がないということを知りませんでしたので、かなり驚きました。腰が抜けそうでした。


柔道や空手でも攻撃と反撃の役割を決めた型の稽古はありますが、それは乱取りや組手の為の稽古。


型の稽古で始まり終わることに、その人は不満や不安はないのかと驚き、腰が抜けそうになったのです。


私にとって武道とは路上の護身で使えることが、絶対に必要不可欠な条件です。


そして、その時、合気道を空手ダンスと評価した、極真空手の大山倍達館長の言葉を思い出しました。


寸止め空手に対して、直接打撃の稽古や試合をするフルコンタクト空手を提唱し実践された方からみたら、合気道の攻撃を受けて返す型稽古は、空手ダンスに見えたのだろうと。


正確には、合気道の型稽古は、空手でいうところの『1本約束組手』です。


攻撃と受けの役割を明確に分けて、反撃技を稽古する約束組手です。


その一件もあり、私は合気道という戦わない武道とは一生縁がないと思いました。


精神修養ならば、私は座禅をやってるので、別に合気道の力を借りる必要はありません。 


それが、型稽古で終わるのではなく、路上の護身で『使える合気道』を指導伝授する櫻井文夫という合気道の達人と出会い、人生が変わりました。


櫻井文夫代表は、合気道S.A.という新しい流派を設立して、型稽古ではたどり着けないレベルの合気道まで指導をされています。


櫻井文夫代表は、神業とまで絶賛された養神館の塩田剛三館長から、生前数名にしか認めなかった本部師範を許された達人の1人です。


要するに合気道の型稽古のトップにまで上り詰めた方ですから、『型稽古の先にあるもの』が見えたので合気道S.A.という新しい流派を設立できたわけです。


では、何が見えたのか?

  

型ではなく、路上の護身という『リアルな世界』で使える合気道です。


型稽古は本来、技稽古に繋がる中間地点の稽古です。


もちろん、合気道S.A.でも型稽古を重視しています。


しかし「型稽古のための型の稽古」ではなく『使える技』につながる型稽古をしています。

 

今、合気道とは一生無縁と思っていた私は師範となり、合気道S.A.越谷・春日部で志の高い生徒さん達に指導伝授をする日々となりました。


『右の頬も打たせなければ、左の頬も打たせない』


『相手に罪を重ねさせない』のが、私が提唱する愛の合気道です。


暴力を振るった時点で、暴行罪ですが、こちらが捌いて制圧すれば、傷害罪にはなりません。


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『カナエの法則』


聞いたことがないなと首を傾げた方もいらっしゃったかもしれません。


ご心配なく。


これは私が提唱している人生を健全に楽しく生きるための法則です。


『カナエの法則』を漢字で書くと『鼎の法則』になります。


鼎とは古代中国の三本足の器です。祭器、礼器として、権威の象徴ともなったものです。


『鼎の法則とは、人生で自分の足場を3点、持つことで健全で豊かで楽しい生活が出来る』という個人的経験則です。


大人でしたら、家庭・職場、子供でしたら、家庭・学校と2点の生活をされていると思います。


ここに、もう一つ別の自分の居場所、足場を持つことで、さらに健全で豊かで楽しい人生が過ごせます。


この3点は間隔が離れている方が安定します。


つまり関連性のあまりない異なる世界を3つ持つ方が良いです。


例えば、お父様が部活のコーチでは、家庭と学校の2点が重なってしまいます。


人間関係も行動内容も目的も全て異なる世界を3つ持つことにより、安定した、健全、豊かさ、楽しさが保持されます。


私の合気道の稽古場では、ほかの生徒さんと競わせません。競う相手は自分自身です。


学校も会社も競い合いが不可欠な世界です。


合気道の稽古にまで競争原理をいれてしまうと、心理的に3点になりません。


自分のペースで昨日の自分を越える自分になれば良いのです。


ライバルは自分です。自己研鑽のみ。


ですから、私の生徒さん達は、皆さん、笑顔、笑顔、笑顔。


競争原理が優先される世界と離れて、達人の道を進む楽しさだけです。


端的に言えば、遊び心で楽しく稽古を続けていたら、いつのまにか、達人になっていく


そんな指導をしています。


皆さんも3点幸せ法『鼎の法則』を、是非、実践されてみて下さい。


その一点に合気道S.A.越谷・春日部を選択しても、後悔はされないと思います。


生徒さん達の笑顔、笑い声を見聞きするたびに、鼎の一本足になっていると確信します。



余談ですが『鼎の法則』は、大きくは国家の健全性の基盤ともなります。 


鼎の3本の足は三権分立です。


三権分立は国民の幸せを実現する為の鼎です。


旧優生保護法を憲法違反とし、国家に賠償を求めた今回の最高裁の審判は、三権分立を証明した歴史な判決となるでしょう。


三権分立を改めて説明するまでもないでしょうが、お忘れの方のために簡単に書きます。

   

国会の『立法権』内閣の『行政権』裁判所の『司法権』の3つの権力が独立して働くことです。


国会と内閣と裁判所の3つの権力がバランスをとり、規制し合うことで国民へ守られます。


権力というのは集中すると腐敗し暴走する事は歴史が何度も示しています。


私は巨大な権力とは人間の脳と心を狂わす麻薬だと思っています。誰もが巨大な権力を持つと、独裁者になる危険性があるとも。


その暴走を止めるのが三権分立です。


鼎の法則がわかっていたら、3つの権力の独立性が重要とわかるはずです。


独裁者は三権分立が嫌いです。


しかし、それぞれの権力が閉鎖的になり、歪んだルールが横行してもいけません。

 

完全な腐敗していない足でないと倒れてしまいます。



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日本人は変身願望が強いと感じることがあります。


農耕民族、村社会で周囲から目立たないで、自己主張、自己表現を抑える意識が潜在意識にまで、強く根差しているからではないかと推察しています。


私が会社員時代、東京駅や新橋駅を出て会社に向かうサラリーマンの皆さんのスーツの色やワイシャツの色は制服のようにほぼ一様でした。


個性を出すネクタイですら、地味で落ち着いた色や柄ばかり。


髪型も同じで、今のように髭を生やすなんて、もってのほか!


没個性が社会人のマナーのように感じたものです。


『出る杭は打たれる』が年功序列の会社員の処世術と語る諸先輩方がいらっしゃいました。


だから、日頃の自分から解放されたいために、日本人は変身願望が強いのだと思います。


アメリカのヒーロー達も変身しますが、バットマンやスパイダーマンがマスクマンである以外は、皆さん素顔をさらしています。


子供の頃、スパーマンを見て、メガネの有無くらいで、クラークケントとスーパーマンの区別がつかないはずがないのにと毎回、思いました。



それは米国人の方々は、ヒーローになることが夢のようです。


『世界の日本人ジョーク集』で、沈没船の救命ボートの数が少ないので、海に飛び込んでもらう人達が必要な時、アメリカ人には「ヒーローになれますよ」というとすぐに飛び込むというジョークがありました。


ちなみに日本人には「皆さん、もう飛び込みましたよ」というのだそうです。笑


痛いところをついていますね。


私も『皆さん、もう、武術合気道の合気道S.A.に入門していますよ❗️知らないんですか‼️』と言えば良いわけですね。笑



コスプレが日本文化のひとつと世界で認知されるほど、コスプレイヤーの方々の完成度は高いのだそうです。


根底にあるのは、日常の自分からの解放、非日常の自分に変身することへの快感ではないでしょうか。



ウルトラマンも仮面ライダーも変身が大きな魅力です。


ドラゴンボールの孫悟空やワンピースのルフィーは強敵にぶつかるたびに、何段階も変身を重ねていきます。


変身は洋の東西を問わず、人間の願望なのでしょう。



では、バーチャル世界のヒーローの変身ではなく、リアル世界、現実世界で変身は出来ないでしょうか?


コスプレはアウトサイドの変身です。


そうではなく、インサイドの変身です。



それがあるのです!


どこに? 


合気道S.A.越谷・春日部の稽古の中に。



武術筋を鍛え、体軸と丹田を構築強化し、同時に達人の合気道技を身につけてます。


バーベルなどのウエイトトレーニングと異なる武術鍛錬は、武術眼のない人では外見的な大きな変化は見抜けません。


達人の合気道技は、合気の技法が根底にありますから、性格は穏やかになり威圧感はなくなります。


ですから、さらに外見的には気づかれにくい変身となります。


しかし、武術合気道でのインサイド変身は、確実な体感と技の速度や威力の増加で実感が出来ます。



以前、元気いっぱいの剣道有段者の青年が入門されました。中学の教師になることが決まった青年でした。


彼が入門して、しばらくして、真顔で私に話しました。


世の中には、師範のように、一見ただのおじさんなのに、実は恐ろしい人がいるとわかった。


私はインサイド変身を遂げた人間ですから、彼の慧眼には感心しました。


そして、彼は「外見ではわからない、自分より強い人、怖い人が世の中にいることを知ったことで、慢心、油断がなくなったのだから、リアル護身の心構えが出来た」と説明しました。


インサイド変身は、稽古、修練を継続することで、さらに強化されます。


しかも時間制限はありません。


24時間、変身し進化しています。


蛇足ですが、武術合気道でのインサイド変身は、生徒さん達の心身でも起きています。



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私は『武術としての合気道』を指導伝授している流派の師範です。


「武術として」と前置きをつけるのは、武術ではない合気道が存在するからです。


もちろん、教える側、学ぶ側の方々が武術、非武術のどちらを選択するも自由です。


ただ武術としての合気道を選択した場合は、稽古の先に『生き残る』というテーマが常にあります。



かつては戦場で生き残る為の心身の使い方、技法は、平和な時代では、様々な命の危険に遭遇する、万が一の時だけでなく、人間関係のストレスや仕事での不調、さらには病魔などからも身を守る為の稽古になっています。


人生の時化(しけ)と凪(なぎ)を察知して、どのように過ごすか知り実践するのが、武術合気道です。


人生の荒波の時だけでなく、穏やかな時をどのように暮らし過ごすかが、合気を学んだ人生の達人です。



武術とは一瞬に命をかける技術です。


『電光石火の技が生死を分けます』

 

その感性が磨かれる事で、人生の選択肢を間違える事が無くなります。


もし、状況が変化して選択肢にズレが発生しても、すぐに軌道修正が出来るのが生き残りの武術です。



型にはメリットとデメリットがありますが、型にはまってしまい、失敗したときに変化が出来ないのが、非武術的な生き方です。


武術としてのリアルな合気道には、変化技や連続技、応用技があります。


型にはまってしまった稽古とは、自動販売機のようなもので、お金を入れてボタンを押したら、決まった商品(型)が出るだけです。


もし、品切れのときに、他の商品を選択して買うことは出来ません。変化技が無い状態です。


また、お釣り切れのハプニングには他の商品も購入出来ません。応用技が無い状態です。


想定外の場面に遭遇した時、他の技に変化が出来ること、またはお釣り切れのときに、スマホでPay払いが出来るという応用が出来る事が、リアル武術合気道です。


そのために、どのように稽古をするのか?


削ぎ落とす稽古です。


『シンプル イズ ベスト』が達人の特長です。


無駄と無理と無茶がないのが達人の技です。



合気道は合気を修得する武術です。


合気は理屈や精神論ではありません。


狭義では、相手の攻撃のタイミングと合わせる戦闘技法ですが、広義ではよりよく生きるために実践する心法です。


個人的な意見ですが、人生の苦しみや困難の多くが、無理や無駄や無茶の積み重ねが原因のように思っています。


合気とは、道理に沿った、有益で堅実な行動をすることです。


哲学的に言うと『天の意思と一つになり、道を踏み外さない生き方』となるでしょう。


そのためには、『無駄』と『無理』と『無茶』を削ぎ落とすことです。


成功と満足な人生を送るには、この3つを削ぎ落とす必要があります。


削ぎ落とすことで心身が自由になり、的確な変化や応用が可能になります。


型で始まり型で終わるだけの稽古では、相手の無抵抗と協力で倒れる事を習性としてしまうので、削ぎ落とす事は理解出来ません。どこを削ぎ落とすのかもわかりません。


武術合気道では『型稽古』から始まり、相手の抵抗や反撃のある世界で使える『技の稽古』へとステップアップして行きます。


他流派で有段者になられた方々が、合気道S.A.に入門して白帯から、再び稽古を始めた理由は一つです。


それまでの無抵抗、協力で成立する型稽古で手にした黒帯が、抵抗や反撃が当たり前の路上のリアルな護身の場面で使えるか?


その疑問が頭か消えなかった方々です。

 

合気道S.A.に入門して気づかれました。


何年も稽古して来た『型稽古のための型稽古』こそ、削ぎ落とすべきものだ!と。



では、どこをどのように削ぎ落とすのか?


ここが1番肝心です。


当たり前ですが、削ぎ落とすべきところと絶対にそぎ落としてはいけないところがあります。


それを区別するためには、丹田と体軸というセンサーが必要になります。


私が体軸と丹田を構築し強化する合気道を指導しているのは、的確な削ぎ落としをするためです。



◆合気道S.A.越谷・春日部に、ご関心をお持ちになられた方は、是非、稽古の見学をされて下さい。


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NHKの『SONGS』という番組に出演されていた『新しい学校のリーダーズ』という女性4人のダンス&ボーカルグループの皆さんから目が離せなくなり最後まで見てしまいました。


武術家の私の眼には実に興味深い点が5点ありました。


1点目


10代でメジャーデビューしながら、2年後には、解約更新をされなかった。


「そうだろうなぁ」と素人なから納得。


武術眼で観ると現在の彼女達と比べ、体軸が弱くて、どこにでもいるダンサー達であり、珍しさしか特徴がないのではと感じました。


魅力、パワー不足では、即戦力が欲しいプロダクションとしては、それ以上、化けることがなかった彼女達との契約更新はしないと判断したのでしょう。


2点目


米国の会社が彼女らを認めて、世界デビュー。


運命学を学生時代に学び、多くの方々の相談で実占を重ねた経験から、運は自分で掴かむ事ができると確信しています。


正確には『引き寄せる』のではなく『引き寄せられます』。日々のたゆまぬ努力や工夫を発信し続けることで、自分の知らないところで運命の扉が開きます。


運命を引き寄せるという表現は、私には傲慢不遜に感じます。


契約を打ち切りられた彼女達は、それでも、心を折られる事なく、日々、自己プロデュースを継続して発信を続けていました。


やはり、運命の神様は、そういう人達が好きなようです。


3点目


体軸の構築、しかも…。


私の指導する合気道は、型や技を通じて、人生の荒波を渡れる丹田と体軸を稽古で構築する点に特長があります。


私がアスリートやパフォーマーの方々を拝見するときは、テクニックだけでなく、まず体軸や丹田を観ています。


10代の頃には、弱くて細い、体軸と呼ぶには不足な彼女達の中心軸が、10年の経過で、しっかり体軸にまで構築されています。


しかも、4人の体軸のレベルが同じレベル❗️


誰か1人でも突出してしまうと分裂して、独立する人が出てくるのが、グループというものです。


体軸とは自主性を強化する機能があります。

これはメリット、デメリット、両面に出ます。


1人1人の体軸は、まだまだ発達の途中ですが、足並みを揃えて構築されているのは、注目に値します。


毛利元就の『三本の矢の教え』を超えた、4本の体軸が融合した結晶が、あの魅力的な比類なきパフォーマンスになっています。


群舞には、型にきちんとはめて込んで個々の個性を消して感動させる群舞や、一人一人の個性が微妙に出ていて面白い群舞があると感じています。


しかし、新しい学校のリーダーズの踊りは全員の個性が全面に出ながら、4人の体軸が共鳴しています。


4点目


柔軟な体軸。


スポーツも踊りも型から入り、体軸を構築して行きます。


わかりやすいのは、クラッシックバレエ。


子供のから、身体の限界までの厳しいレッスンで、自分の身体をバレエの型に合わせて行きます。


するとブレない強い体軸が構築され、安定感のある踊りになります。


ところが、新しい学校のリーダーズの皆さんは、自分達が良いと感じる感覚でダンスの振り付けを自分達でして来ました。


その結果『剛の体軸』ではなく『柔の体軸』が構築されています。


実は武術としての体軸に剛と柔の種類がある事は、あまり知られていません。


それは、型から入り、型を離れる事が出来ない方々が多いからです。


私の場合は運良く、北京の中国武術の老師から、柔の体軸を学び、日本伝統の武術から剛の体軸を学ぶ事が出来ました。


彼女達の場合、柔の体軸により、縦横無尽な振り付けのダンスが次々と生まれているようです。


5点目


柔軟な体軸は、天地のエネルギーを体内に、貫通させます。


香取慎吾氏が彼女達から感じられていたパッション

(情熱)は、強い体軸を通してエネルギーを吸収しているので、身体に強い体軸がある限り、無限です。


剛の体軸は、自己の体内のバランスを整える機能があります。


それに対して柔の体軸は、身体の外の世界のエネルギーを吸収し発散する機能があります。


体内に入ったエネルギーは、手足を通じて放出が可能です。手が4本になる感覚です。


新しい学校のリーダーズの皆さんがダンスをされている時、私には、彼女達が宙に浮いて観えます。


これは武術の極意の一つである『浮き身』です。


余談ですが、既存の合気道の流派に蹴り技はありません。


手足を同等に武器として使う身体運用はありません。


それは、植芝盛平翁が創設した時代は、現代と異なり、蹴り技は、まだまだ特殊な戦闘技術でした。


私が蹴り技のある合気道S.A.にすぐに馴染んで、さらに、新しい蹴り技を含めた合気護身を創作して、生徒さん達に指導伝授できるのは、中国武術の老師の厳しい指導のおかげです。


合気道という武道を通して、丹田や体軸という武術的な機能を構築する指導している人間としては、新しい学校のリーダーズの皆さんはとても興味深い存在です。


武術の他の世界で、これだけ見事な体軸の発達や機能の実例を観る方が出来て、感服しました。


ちなみに、私の中で、体軸アーティストのNo.1は、『クイーン』の『フレディマー・キュリー』氏です。


彼の声は強烈な体軸による、天と地と人の三位が一体になった唯一無二の声です。



余談ですが、音楽の発声ではなく、武術的に体軸を使った強烈な気合いは、人をなぎ倒します。


過去に、かなり無礼な連中がいて、ライオンの咆哮のような気合いをぶつけた事があります。


するとボーリングの球がピンを弾き飛ばすように、バタバタと倒れ、腰を抜かし、這いずりながら退散していきました。


横にいた極真空手を稽古していた後輩は、その光景を見て、信じらない光景に目を丸くして固まっていました。


私が「大山倍達館長の睨み倒しには及ばない」と笑って話すとやっと顔から緊張が解けました。


それでも、あれは手加減をした安全な気合いの使い方だったのです。


かつて、正しい座禅を長年続けて、胆力を練り上げた禅僧の一喝は、相手のはらわたを引きちぎると聞いたのは、事実だろうと、そのとき思った次第でした。


太気拳の創始者の澤井健一氏は御著書の中で、麻雀をしていた時、とても良い牌が来たので、思わずポン‼️と叫んでしまい、対面にいた人が胸を抑えて倒れたと書かれていた記憶があります。


武術家の気合いは、加減をしないと危険です。


新しい学校のリーダズの皆さんが、これから、どこまで体軸を強化していくのか実に楽しみです。


◆合気道S.A.越谷・春日部に、ご関心をお持ちになられた方は、是非、稽古の見学をされて下さい。


◆また、合気道は体験しないとわからない武術です。一日無料稽古体験も出来ます。


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『やさしさ』は、人間が共に生きていくために必要不可欠な心だと思っています。

個体として強い筋肉も鋭い牙もない人類が生き残れたのは、幸運と知恵と工夫です。

そして、忘れてはならないのが集団で助け合い暮らした事でしょう。
 
集団生活で大切なのは、やさしさです。


しかし、やさしさは弱さになる可能性があります。

また、やさしさに、つけ込む悪い輩もいます。

やさしさは強さ、賢さに変えていくべきでしょう。


合気道S.A.越谷・春日部に入門される方々は、皆さん、心優しい方々です。

合気とは相手を倒す、つぶすというような攻撃的な性格では、体得は出来ません。

むしろ知的で優しい人こそ、合気道の達人になれます。


私の責任は、入門された生徒の皆さんのやさしさを強さに変える稽古をする事です。







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今日は母の日ですね。


母親への感謝は、いくらしても足りないです。


今は、武術家として、合気道の師範となり、丹田や体軸までも含めた指導を生徒さん達にしています。


私に人生初の丹田を教えてくれたのは母でした。


小学生の低学年のとき、帰宅してまもなく、焦げ臭い匂いが強くなってきました。


台所に走って確認したが、火は使っていません。


外から「火事だー‼️」という叫び声が聞こえて来ました。


窓の外を見ると道を挟んだ反対側の家が燃えています。


人生初の火事に遭遇した小学生の私は慌てました。


その時、母は、落ち着いた声で、ランドセルに教科書とノート、筆記用具を詰めるように私に言いました。


そして母は、引き出しから、貴重品や着替えを風呂敷に包んでいました。


「逃げよう!」と言う私に、母は「様子を見る」と言うと正座をして、火事の様子を見始めました。


私も母と並んで正座をしました。


親子で正座をして、燃え上がる炎を見ていました。



怯える私に、母が一言。


「こういうときは、姿勢を正して、下腹に力を入れるんだよ」


戦時中、女学生であった母は、常に死を意識した生活をしていたそうです。


その時に、姿勢を正して臍下丹田に力を入れると落ち着くことを体験したのだそうです。


火事は消防車も来て、間もなく鎮火しました。

お家の方は無事でした。


それを見届けた母は、台所でご飯を炊き始めました。


家事になったお家への炊き出しのおにぎりを作るためでした。


そして、私に使っていないノートや筆記用具を出すよう指示しました。


その手際の良さと、普段は穏やかな母親の別人のように毅然とした正座の姿に感嘆していました。


私に丹田の作り方、使い方を初めて教えてくれたのは、敬愛する母でした。


その時の母の丹田は、今でも私の脳裏に鮮やかに蘇ります。


後年、座禅をする少年となった私は、その時の母の正座は、座禅をする名僧達に負けない美しさであると記憶しています。


その後、私の命を何度も救ってくれた丹田の始まりです。


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