バラナシ2日目、
朝ガンガーへ行ってみる。
私たちのホテルはメインのダシャシュワメードガードの近くだが、人混みに会いたくないので外れた小さなガードへ向かった。
いくらかのインド人男性が沐浴をしている外れで、ゆっくりと川にはいってみる。昇る太陽とガンガーにお祈りをして。
濡れたサリーからパンジャビスーツに着替えた後、しばらくガードでプラナヤナの練習をした。朝日に向かって。
ホテルに帰りアシュタンガの練習を済ませ、遅い朝食に出かけた。
外国人向けレストランで私はカレーを、Rikoさんはトーストモーニングを食べながら、
「楽器やりたいなぁ。タブラーか、フルートか。」
そんな会話をして外に出たらレストランの目の前が音楽学校だった。
中に入って少し見せてもらうことに。
Rikoさんはインターネットカフェに出かけた。すぐにタブラーの演奏家もやって来て、フルートとタブラーの実演をしてくれた。突然のプライベートコンサート。すごく贅沢。
タブラーに惹かれるものも直感でフルートの先生に弟子入りすることにした。思っていたよりすごく難しい。先生は本当に真面目で良い先生だった。
クラス後はガンガーへ。
1人のババとガンガーを散策。
火葬場のあるハリチャンドラガードへ。
次々とお葬式が行われ、火葬が行われていた。 目の前では真っ黒に焦げた男性の顔が見えていた。
何人もの火葬が行われている隣では洗濯をする人、遺体に捧げられた花を食べるバッファロー、水泳を楽しむ人、炊事をする人、痴漢をする人、ヨガのデモをする日本人、見学する人だかり。
本当に日常の中で人が生まれたり死んだり生きたり。
全てをガンガーの流れが包み込んでいた。
ババと別れてガードを散歩していた。
帰り際、シバ神のようなババのいるテントを見つけて話を聞くことにした。その間、Rikoさんはさっきのババと散歩へ。ババに日本のヨガでは無くて、インドのヨガが知りたいと聞いてみた。しばらく話をした後、ババは瞑想の仕方を教えてくれた。沢山のインド人が囲んで私とババのレッスンを見ていた。とても偉大なババだった。
アラハバードで出会ったババ、バラナシで出会ったババ、偉いババから直接教えをもらって。
ババの心の静けさ、エナジーの大きさ、慈悲深さを感じた。
様々なババがいるけれど、偉いババの言葉ほどとてもシンプル。
何か大げさな事を言うわけではなくて、ただそこにあるシンプルな真実を単純な言葉で教えてくれるだけ。
帰りがけに出会ったのは日本人らしき男性。ババの隣でタブラーを叩いているところをつかまえて話を聞くと、どうやら国籍は日本人らしい。が、旅に生きている。
色んな生き方があるなぁ。