産みの母親は家を出て
結婚から離婚後
子供を養子に出した
事実は変わらない。
私は歓迎される立場ではないと
思いながら
ご紹介して頂く親族の方を
待っていました。
数メートル先から
50代前半、色白で
ふくよかな方だな。
顔がはっきり視えてくると
私は…驚きました。
私たちはとても似ていました。
顔の輪郭、パーツ、雰囲気
笑う仕草や
話を聞くときの顔の角度など
もしかして、姉妹?
まさか妹?ってこと?と
思うくらいでした。
お互い真顔で向き合って
少し間、時が止まったように
立ち尽くしてしまいました。
あっ…今は自己紹介だ。
「はじめまして、
突然、お呼び立てして
すみません
○○(母名)の娘です」と
なんとか笑顔を作って言うと
「あぁ、昔聞いたことあります。
大阪から来たと役所の人に
聞きましたが
遠い所、お疲れ様です」と
安堵したように明るい声で
挨拶してくれました。
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