愛岐ゼミは中学受験の対策を行っています。
東海地区での四谷大塚も知名度が低いのか
愛岐ゼミが小規模だからか、
特別な中学受験指導が必要ない
「ゆる受験」対象の中学の志望者が
愛岐ゼミのも多く在籍しています。
四谷大塚のコースと区別するため
「アドバンスコース」と名付けて
四谷大塚教材は使わないで対策をします。
「ゆる受験」対象校というのは
お子様の学力によって違います。
私が相談を受けていた案件では
ゆる受験といいながら
偏差値65くらいの中学に合格したお子様もいますが
私がここで書きたい「ゆる受験」とは
習い事やスポーツをしっかり取り組みながら
できる範囲で学習を行って
学力的にゆとりのある中学を受験する
という受験の仕方を言います。
受験対策を行う側としては
時間的に制約がある対策は
なかなか苦しいですが、
やりがいはとても大きいです。
愛岐ゼミのエリアでは
学校の部活目当てもあるでしょうが
学外での活動のために、
管理がゆるい中学が選ばれたりします。
鶯谷、聖マリア、岐阜東
大成、聖霊、金城、椙山
名女大、名経大市邨など
受験勉強にとことん取り組まなくても
合格の方法がありそうな中学が
ゆる受験志向の方に選ばれています。
また、比較的入学しやすいのに
その後の進学実績が
入学時よりも期待できる中学として
春日丘、美濃加茂、岐阜聖徳
最近では名電の人気が上がっています。
上に書きました鶯谷や大成も
受験指導を期待されていますし、
大学の推薦入試を期待して
聖霊や聖マリアも根強い人気があります。
中学受験は
東大京大国医志望だけのものではありません。
東海地区の中学受験が熾烈になってきて
中学受験自体を
少し俯瞰してみる向きも出てきたようです。
スポーツや芸術の合間に学習するのならば
学習に大きな時間的制約ができます。
その場合には入試対策に確かな戦略が必要です。
しかし、「入りやすい中学だから」
という理由でのゆる受験は注意が必要です。
「入りやすい」のに
周辺の公立よりも大学合格実績が良い
という中学はとても魅力的です。
「〇〇中学に合格するのに塾なんて必要ない」
という方こそ、
受験塾で鍛えた方が良い可能性があります。
私は私立中学の生徒の案件を多く抱えています。
「勉強しなくても合格できたのに
中学に入って苦労している」
これは大いなる勘違いです。
「勉強しなくて合格してしまったから
中学に入って苦労している」
のが正しい認識です。
進学実績がそこそこある中高一貫校は
学習内容やペースがややハードです。
しかも実績重視のために
ついて来られない子を平気で置いていきます。
大学進学が目的であれば
せっかくの受験を契機に
しっかりと学習に取り組んで
学力よりもむしろ学習習慣を
しっかりと身につけるべきなのです。
また、少々賢い子にありがちですが
自分のやり方にこだわって、
修正がなかなかできない子が多いのです。
他人に何かを習うということは
自分のやり方を修正する能力を
身につけるということです。
修正能力、修正マインドが育たないで
その子のキャパを超えるレベルの学習に取り組めば
学習が破綻するには目に見えています。
ゆる受験は上等です。
しかし、
中学入学後に困らないように
確かな学習習慣と
何かを習得する、自分を修正するという感触を
ぜひ身につけていただきたいものです。
愛岐ゼミより