夏期講習が後半に入りました。
6年生の学習はここからが大変です。
講習テキストの総仕上げ
小テストのひと踏ん張り
そのあとは志望校対策です。
四谷大塚教材は進行が早く
以前のシリーズであれば
夏期講習で総復習をすると
全くの学び直しという感触でしたが
6年上で復習が進んでいますから
効果的な徹底と苦手の克服が同時に可能で
学びがいのある夏休みとなっています。
しかし、
ここは愛知県岐阜県ですから、
地元の中学の入試対策には
四谷大塚教材をベースにして
アレンジが必要です。
せっかく苦労して学んできましたので
このアドバンテージを生かしつつ、
基礎を補ったり、不足を補ったり
それによって合格率が変わってしまうのです。
大きな加盟塾であれば
週テストなどの縛りはあるでしょうが
私は小規模塾ですので自由です。
下半期は週テストに参加する子は少数派
関東志望か、四谷大塚教材にマッチした地方校を
受験校に入れている子しか、
週テストに参加させないのです。
小規模塾は過小評価を受けやすいですが、
そのメリットは実は大きいのです。
さて、東海地区での入試対策で
四谷大塚教材に欠けているものは
「受験校のフィーリング」
「程よい手加減」
「教科書に基づいた探究」
このあたりでしょうか。
また、中学受験に挑むなら常識と言うべき
「計算力」と「漢字語彙」の徹底でしょうか。
過去問演習の個別にフォローしないと意味がありません。
個々に学力も違い、受験校も違いますから
一律一斉の宿題は邪魔です。
これからは保護者様との連携をとって
適度な負荷で戦う必要もあります。
6年生の夏休みまでの学習は
武器を増やし、技を磨くためのもの。
それが入試問題でどれくらい通用するのか。
まさにこれからが受験勉強本番です。
日頃のお子様の偏差値と受験校の偏差値を比べ
過去問演習に取り組んでいくと
期待ほど取れない子、期待以上に取れる子
実に様々です。
苦手科目が案外ロスにならない学校があったり
苦手科目の克服が決定的に無理で
他の科目で補えないために受験校を再考したり
偏差値のみで受験校を選ぶなんて
まさに愚の骨頂です。
逆に模試の偏差値のみで諦めるのも
同じく愚かなことです。
何かしら戦う方法があるかも知れません。
私はこれから名医にならなければなりません。
お子様たちそれぞれの受験勉強に
正しい処方箋を与えられるかどうか。
今年も勝負が始まります。
愛岐ゼミより