愛岐ゼミは小規模の進学塾です。
個々に配慮が必要な案件を多く手がけ、
実績を出しています。
中堅校以下の中学受験に挑む場合
世間が思っているほど
入試問題の難易度が易しくない
という現実に必ずぶち当たります。
もう6年生であれば、
なんとか戦える材料を見つけて取り組むしかないのですが
まだ期間があるのであれば
ぜひ知っておいていただきたいことがあります。
受験で勝つためには
①みんなができている部分を落とさないこと
②得意科目で貯金ができること
③苦手科目で大きく凹まないようにすること
というのが重要です。
しかし、偏差値50かそれ以下のお子様が
中堅校を狙う場合、
入試問題はかなり難しく感じるはずです。
「その子の中で」得意科目があっても
入試問題の難易度では
得意と言える点数が取れない
というのはザラにあることです。
特に国語と算数は
偏差値60を超えた子でなければ
爽快に解けることはないのです。
そこで差がついてくるのは
漢字、計算精度です。
漢字の知識や計算技術は当然として
ダダくさ字で書いている子は
漢字は得点をもらえず、
計算ミスも多いので
偏差値が届いていないなら
他人よりも謙虚になって
漢字と計算に取り組むべきです。
次に理科社会についてですが
まず、この2科目は世間が考えている意味での
「暗記科目」ではありません。
単純な知識の暗記では得点できない問題が
最近多い傾向があるのです。
大人はそれを見て
むしろ知識問題よりも簡単だと
安易におっしゃるのですが
物事の成り立ちや社会の仕組み
そして世界の情勢に疎い小学生には
学習するのは難しいのです。
理科社会が好きで
関心を持って学んでいれば
物事の仕組みや成り立ちは
簡単に頭に収まります、
そういう好奇心がなくて
受験勉強のみで学習している子は
どれだけ頑張っても5割6割しか解けない。
普通の子は4割しか解けない
というのが現実です。
不公平なもので
興味関心があり、センスが磨かれている子は
他人より少ない時間で
多くの成果を残せます。
もともと中学受験なんて
そういう人と違ったものを持つ子が
有利に取り組めるものであったはずです。
ですから、
まだ受験まで時間があるお子様でしたら
周りの大人がしっかりと関わって
理科や社会の楽しみを
お子様たちに味わわせてあげると
後々楽になってきます。
そうして理科や社会で「貯金」ができれば
難易度の高い国語算数で
思うように点数が伸びなくても
きっと中堅校までは押さえられるのです。
南山男子部を受けさせたいという方は
我が子の個性を大事にしたいという方が
とても多いのではないかと思います。
中学受験を通して
我が子の個性を見つめ、
価値ある時間を送っていただきたいと思います。
関連記事
愛岐ゼミより