俳優のジョニー・デップさんと
元妻の女優アンバー・ハードさんの名誉毀損をめぐる裁判で
ジョニー・デップ側が勝訴したというニュースが
今朝ありました。
成り行きを知らない方のためにざっくり説明すると、
アンバーがジョニーに暴行を受けていたと
ワシントン・ポスト紙に語り、
ジョニーがそれを名誉毀損だとして訴えました。
ところが、実は
ジョニーはアンバーに暴行(abuse)してないどころか
アンバーがジョニーに暴行していたのだとか・・・
(※abuseは、虐待、性的な暴行のほか
薬物の乱用、暴言など、かなり幅広い意味があります)
さて、タイトルの
「名誉毀損」は英語でなんと言う?
についてですが、
defamation
と言います!
de + fama + tion
否定 名声 名詞
ということで、
「相手の名声を否定する(傷つける)こと」
つまり名誉毀損、となります
"fama"は"fame"の変化したものですが、
fameを知らなくても、その形容詞は絶対知ってるはず!!
・・・そう、famousです
あるいは、野球好きなら
Hall of Fame(殿堂)
という英語を聞いたことがある人も多いかも。
(偉大な業績を残した選手だけが「殿堂入り」できる)
defamationは英検1級レベルの難しい単語ですが、
こうして分解してみると
案外どうってことない場合が多いですよ。
あとは、
slander
という単語もよく法廷ドラマとかで
出てきますね。
ジョニー・デップさんと言えば・・・
この記事で書きましたが、
日本の水俣病を世界に伝えたジャーナリスト役で
主演した映画『MINAMATA』が昨年公開されました。
この撮影途中にこのスキャンダルが発覚して
スポンサーが降りてしまい、
ジョニーのポケットマネーで映画を撮り終えたそう。
映画のプロモーションも十分にできなくて、
本来はもっと注目を浴びていい映画だったのに
あまり話題になりませんでした。
ちなみに、松本道弘先生も大絶賛の、いい映画でした。
Metoo運動が一番盛り上がってた時ですから、
妻を暴行したというスキャンダルが出たら
スポンサーが降りるのも理解できます。
でも結局、今回の裁判では、
「DVの証拠はない」ってことになりましたからね〜。
MINAMATA以外にも、
ディズニーからも契約を切られて
パイレーツ・オブ・カリビアンに
もう出演できなくなったそう
ジョニーじゃないジャック・スパロウなんて・・・
夫のマイクも、今回の裁判を追っていて
裁判中継も結構見たそうですが、
「#Metoo運動に乗じて
アンバーがジョニーを利用しようとしたんだ」
と言っていました。
あとは、
「アンバーは俳優としては全然ダメだから
これで稼ごうとしたんだろう」
とも
私は女優としてのアンバーはよく知りませんが、
アクアマンの恋人役です。
(私は見てない)
ちなみに、主役のジェイソン・モモアさんも
この裁判中にSNSでアンバーのフォローをやめて
ジョニーを応援する立場を示したそう。
まあ、アンバーだけが悪者だと
決めつけてはいけませんが、
ジョニー勝訴との判決が降りたということで
役者としての素晴らしい才能が
スポンサーや映画会社の都合で
無駄になってほしくないな〜と思います・・・!
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