私の母がドイツの山の頂上で転倒し、
右手首骨折と診断され、
プレートを埋める手術をすることになりました。
シリーズものですので、
まだの方は初回の記事からどうぞ!
→母(70歳)がドイツ旅行中に入院した話
入院の翌日、母は手術を受けました。
手術直後の母に「痛そう・・・」と言っている姪。
部分麻酔だったのと
普段から体力のある母なので、
数時間後にはこのぐるぐる巻きの包帯も点滴も外されて
普通に起き上がってご飯を食べたりもしました。
痛みも、(痛み止めの薬が処方されているのもあり)
ほとんどないと言っていました。
ちなみに、手術の後、
食事担当の職員さん(年配の女性)が
私を見つけて、駆け寄ってきました。
「ああ!あなた、○○(母の名前)の娘ね?
あなたに聞きたいことがあるのよ!
お母さん、食べ物の好き嫌いはないって
あなた言ってたのに、
昨日の夕食、彼女ほとんど食べなかったのよ〜。
何か問題があったか、聞いてくれる?」
前日、私はこの職員さんに
母のアレルギーや好き嫌いを聞かれて、
面倒くさかったので
アレルギーも食べられないものもないので
「She has no allergies!
She can eat anything!」
とだけ言っておいたんです。
だって、
「えっと、好物はカボチャと大根と・・・」
とか言う場面じゃないと思うし・・・
母によると、昨日私たちが帰った後に夕食が出されて、
母は利き手が使えないので
職員さんが食事の介助をしてくれたそうです。
でも、言葉も通じないし、
介助してもらって気を遣うし、
外国で怪我をしたのもショックだし、
あまり食欲がわかなかったそう。
「なんか、パンにバターとかジャムとか
いっぱい塗ってくれたんじゃけどねぇ・・・
あんまり美味しそうじゃなかったわ・・・」
と言ってました。
確かに、母は嫌いなものはないけど
言葉の通じない異国の病院に入院した初日に
病院食をモリモリ食べるかって言ったら、
そりゃ、食べなくても不思議はないよねぇ。
しかも、バターとジャムたっぷりのパンとか
私でも食べたくないよ・・・
病院食の英語メニュー表。3種類から選べるようになってます。
また余談いいですか?
上の余白に青のペンで
egal, sie ist alles(かな?)
って書いてあって、ドイツ語で
「何でも食べる」って意味なんだと思うんですが、
ドイツ語力ゼロの私がなんで分かるかというと・・・
またフランス語を発見してしまったから!!
実は、
egalって、フランス語で
「どうでもいい」「何でもいい」って意味なんです。
(もともとは、「等しい」です。英語で言うとequal)
「何でもいい」っていう意味のegal、
フランス語からドイツ語に入った外来語かな?
と予測して調べてみると、やっぱりそうでした。
ほんと、
フランス語やっといてよかった!!
参考:
→私がひたすらフランス語をやるべき理由を語る記事たち
まあ、ドイツ語力ゼロでも
ist = is
alles = all
くらいは想像つくけども。
母の病院食の話に戻って。
食事担当の職員さんに
「今度はちゃんとお母さんに
食べたいメニューを聞いておいてね!」
と釘を刺されたので、母にメニューの説明をしたら
今回は「それも美味しそうじゃね〜」と
ウキウキしながら選んでいました
手術も無事終わって、
言葉の通じる家族も来て、
安心したんでしょうね。
ほぼ食べ終わりしか撮れずすみません・・・
手術は成功し、母も問題なく元気そうで、
まずは良かった良かった。
続きます。
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