70歳の母とドイツを旅行中
母が山の上で転倒し、右手首骨折の疑いで
救急車で病院に搬送されることになりました。
骨折当日、遅れて病院に到着した姪とともに。
私は、母が怪我をしたのもショックだし
救急車の請求が高額だったらどうしようと、
二重にパニックになっていました。
シリーズものですので、
まだの方は初回の記事からどうぞ!
ケーブルカー乗り場から20分ほどで病院に到着して、
母はすぐにレントゲン室に運ばれました。
ちなみに、病院内は(当たり前ですが)
ドイツ語表示オンリーでしたが、
「レントゲン (Röntgen)」だけは分かりました。
なんとなく、廊下の写真を記念に撮ってみた。
レントゲンを撮り終えた後、
金髪美人の女性ドクター(英語が堪能だった)に
私はこう言われました。
「骨折していて、骨がずれています。
その骨を元の位置に戻して、固定するために
プレートを入れる手術をすることをお勧めします」
しゅ、手術〜〜〜!!!???
以下、私と美人女医さんのやりとり。
「手術ですか?いつ?」
「今日です」
「え、今日?!その手術って必要ですか?」
「私たちはそうした方がいいと思います」
「プレートを入れるって、どういうことですか?
あとで取り出すんですか?」
「手術から1年後くらいに、
違和感がどうしてもあるようなら
プレートを取り出す手術をしてもいいし、
問題なければそのままでも構いません。
プレートやボルトの型番は
ちゃんと分かるようにしておくので、
その情報を持って病院に行けば
日本でも外せるはずです」
母に通訳して、相談した結果
「じゃ、じゃあ手術します・・・」と伝えると、
すぐに母は手術着を着せられました。
でもその後、
命に関わる別の患者さんが運ばれてきたそうで、
その人を優先しないといけないとのことで
「申し訳ないですが、
あなたのお母さんの手術は明日になりました」
と言われ、その晩から母は入院することになりました。
病院のロビー。総合病院でしたが日本のような大きな待合室はありませんでした。
(日本と違って予約診療のみだから?)
母は、骨のずれを治す処置を受けるため
処置室に運ばれていきました。
(腕を上から吊られてものすごく引っ張られたらしい)
その間に私は、病院の公衆電話から
保険会社に連絡を入れました。
母が右手首を骨折して手術することになったこと、
別に危険なことをしていたわけではなく
ただ展望台を歩いていただけだったこと、
救急車で運ばれたことなどを伝えると、
「全額補償させていただきますので、ご安心ください」と。
よかった〜〜(´;ω;`)
この不安なときに
日本語で話せるこの安心感たるや・・・
でも、息をつく間もなく
病院の事務の人やら、麻酔科医やら、救急隊やら
色んな人が入れ代わり立ち代わり、
私をめがけてやってきました。
手術の同意書、
手術の手付金の請求書、
救急車の請求書、
麻酔の同意書やらを
私に読んでサインしろと迫ります。
いや、べつに迫られたわけではなく
みんな、とても親切に説明してくれたんですよ!
そしてみんな英語話せるし、
書類も私のために英語で準備してくれたんですが・・・
こんなパニックの時に
こんなに大量の書類を渡されて
読んでサインしろって言われても・・・
読めないー!
署名なんてこわくてできないー!!
マイクどこ?助けてーーー!!!
(この時、まだマイクは病院に到着していません)
続きます。
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