幼稚園児レベルの日本語で奮闘するアメリカ人夫 | アメリカ産天然夫との国際結婚の日常。通訳翻訳者・英語コーチのエバンス愛のブログ

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通訳、翻訳、英語教材制作、英語コミュニティ運営をしています。The Economist(英雑誌)をヒーヒー言いながら毎日読んでます。英語オーディオブック聞いてます。
高い英語力と大和魂を持って、日本の素晴らしさを海外に伝える人をたくさん育てるのが目標です!

私のアメリカ人の夫・マイクの日本語レベルは、

現在、幼稚園児程度。

 

 

 

でも、漢字は結構読めて、小学生低学年程度です。

 

 

 

私の小学生の姪の国語の宿題を手伝わせると、

姪を「手伝う」とか

「教える」とかいう感じじゃなく、

二人で楽しそうに相談しながら宿題をしています。

 

(そして一緒に間違っている。)





去年、姪を連れてイタリアに旅行したときの写真。二人はとっても仲良し。



マイクには、

日本語特有の日常会話表現は教えてあります。


「いただきます」「ただいま」とかです。



でもマイクはよく、













いってらっしゃ~い♪






と言って仕事に出かけます。




出かけるのは、おまえだ!!!




私は、マイクが理解できそうなことは
普段からなるべく日本語で話しかけています。

 

 

「旦那を甘やかしてる」と散々言われるのですが、

(↑根に持ってる。)

いろいろ頑張ってはいるのです。

 

参考:

日本人の奥さん(私)がいても日本語がいっこうに上達しないアメリカ人夫

 

 

 

 



ある日、こんな質問をしてみました。



「きょうは、なんじかん、レッスンがありますか?」





マイクは、
しばらくう~ん、う~んと考えて、


「あっ!」と分かった表情をして、























よんじはんかん。









よ、よんじはんかんーーー!!!

何だそれーーー!!!

二重に間違ってるぞーーー!!!
ゲラゲラゲラゲラ





また別のある日、私がちょっとお腹が痛くて
横になっていた時のこと。


マイクが私のために

温かいお茶を作ってくれると言いました。

(といっても、ポットでお湯を沸かして

 ティーバッグを入れる程度ですけど。)




お茶ができあがり、

マイクがカップを持ってきます。

 


私に手渡しながら、一言。





















はい、のみて。お茶

(はい、飲んで、と言いたいらしい)







平安時代かーーー!!!笑い泣き笑い泣き





お腹を抱えて大笑いする私に、マイクは


「なに?なに?どうして笑うの?」
 

と訳が分かっていない様子。



私は、笑いを必死でこらえながら言いました。



「その日本語はね、

 1000年前だったら正しいけど、
 今はもうだれもそんな言葉しゃべらないよ」

 

(That would have been correct 1000 years ago,
 but no one speaks that way anymore.)








↑こんな時代には正しかったはず。






すると、マイクが、
















COOOOOOOL!!!!!

(かっちょい~!!!)


(自分が古語をしゃべったことが、よっぽど嬉しいらしい)








こんなこともありました。



動詞の連用形(「~て」「~ます」など)が

難しいと分かった私は、
とりあえず「習うより慣れろだ!」と思い、
ひたすら基本的な動詞の連用形を練習させていました。


「消します」→「消して」
「忘れます」→「忘れて」



といった感じです。



すると、日本人の私にも分からない疑問がたくさん。


なんで、「行く」と「言う」は

「行きます」「言います」だと違う形なのに

両方「いって」になるのか。

 


なんで、「座る」は、「座ります」とは言うのに
「座りて」にならないのか。


というより、もともと「座りて」だったものが

なんで「座って」に変化しちゃったのか。


「座りて」の方がルール通りだし、

外国人には絶対に覚えやすかったのに・・・

 





疑問はたくさんあるし、
どう教えていいかも分からないのですが、

悩んでもしょうがないので、とにかく訓練。



私が例えば

「手紙を?」と言うと


マイクが

「かきました」と答える、

 

 

という練習をしていました。



たくさん問題を出すにつれ、
マイクもだんだん答えも間違わなくなってきました。


「本を?」
「よみました」

「車を?」
「うんてんしました」




おぉっ、いい感じ♪



だんだん調子がついてきました。
さあ次の問題。


「服を?」




















「きりました」ハサミ








ちーがーうーー!!

服は、切らないっ!!!!!



でも、言われてみれば、

確かにそうです。

 

 

 

両方とも、終止形は

「きる」(着る、切る)なのに

 


連用形は

 

・「きました(着ました)」

・「きりました(切りました)」

 

と、形が異なるのです。


マイクが、なんで?と私に聞きますが、
私もわかりません。

 


日本語は、奥が深い。


でも、
「服を切りました」を聞いて、

私の頭に浮かんだ映像。

 

 

 


それは、



「救急病棟24時」みたいな番組で、
事故で重傷を負って病院に運ばれ、

お医者さんに血だらけの服をハサミで
ジョキジョキ切られている患者さんの姿・・・
滝汗







こんなドラマではよく見かける。





どうか、これから先、マイクの服が
そんなことになるようなことがありませんように。


そして、マイクがちゃんと日本語をマスターし、
私の仕事が減りますように。

 

 

 

 

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