犬や猫、もっと救われる社会に 岐阜・大垣市で官民協働の動物愛護啓発、相談会やTNR活動紹介 | トピックス

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2024年5月19日 岐阜新聞

 

 

 動物愛護や犬や猫との共生について考えるイベント「みんなで考えよう、動物のこと」が18日、岐阜県大垣市外野のイオンモール大垣で開かれた。県とイオンモール大垣の主催で、官民協働での動物愛護啓発事業は県内で初めてという。県生活衛生課の担当者は「今、県内の身近な動物たちがどういう状況に置かれているのか、そこにどう関わっていくのかを多くの人が考える機会にしてほしい」と訴える。

 

 県内の動物愛護ボランティアや動物愛護推進員の7団体・個人が協力し、各団体が犬猫の飼い方に関する相談会を実施。会場の一角には、地域の猫が殺処分されないよう不妊去勢手術をして元の場所へ戻す「TNR活動」や災害に備えたペットのしつけなどに関するパネルを設置し、犬や猫が迷子になった時に身元を確認できるマイクロチップや迷子札の装着を呼びかけた。

 

 保護猫の譲渡会では、猫たちが快適に過ごせるよう内部を改装し、ケージや上り下りのできるキャットステップなどを備えた移動譲渡会用バス「ネコのバス」が登場。家族連れらが次々に訪れ、相性の良い猫を探していた。

 

 安八郡安八町のパート職員は「ペットショップと違って、猫と触れ合いながら、飼う子を選べるのが魅力」、長男で名森小学校4年生(9)は「うちには2匹の保護猫がいる。こうしたイベントで、猫たちがもっと救われるとうれしい」と話した。