入賞者に笑顔、動物愛護や自然環境を思い、動物の作文コンクール | トピックス

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2024年1月31日 朝日新聞デジタル

 

宮崎県知事賞の池田栞さん(左)と宮崎市長賞の塩崎彩夏さん=2024年1月28日午前10時45分、宮崎市フェニックス自然動物園© 朝日新聞社

 

 第50回動物の作文コンクール(宮崎市フェニックス自然動物園、朝日新聞社主催)の表彰式が28日、宮崎市塩路の市フェニックス自然動物園で開かれた。宮崎県内の小中学生から寄せられた1194点の応募から、特別賞(宮崎県知事賞、宮崎市長賞)と金、銀、銅賞の受賞者に表彰状や盾、動物園のパスポートなどが贈られた。

 

宮崎県知事賞の池田栞さん(後列左から2番目)や宮崎市長賞の塩崎彩夏さん(同左端)ら受賞者のみなさん=2024年1月28日午前10時43分、宮崎市フェニックス自然動物園

 

 竹田正人園長は「50回目の記念すべきコンクール。入賞された方、おめでとうございます。環境問題や野生の動物たちを書いた作文が多く、動物園としてはうれしい。大事な動物愛護とともに、野生由来の動物のこと、それらを取り巻く自然環境のことについても考えてもらえれば」とあいさつした。

 

 式では、県知事賞に輝いた宮崎市立大淀中2年池田栞(しおり)さんと宮崎市長賞の同市立木花中1年塩崎彩夏(さやか)さんが、受賞作を朗読した。

 

 池田さんは昨年の宮崎市長賞に続く受賞で、「まさか、また取れるとは思っていなかった。飼っていたカブトムシから学んだことや思い出をどう表現しようか頑張った」と話した。

 

 自身の経験からペットを飼う難しさを作品にした塩崎さんは「捨て犬などをしていたら、『やめて欲しい』という感じで書きました」と振り返った。

 

 入賞作品は3月3日まで園内の「どうぶつ情報プラザ」に展示されている。(森田博志)

 

 ◇特別賞と金賞の作品は2月から本紙宮崎版で順次紹介します。