2024年1月6日 まいどなニュース
「耳腐ってるスコおるで」
・病院での診察及び、検査をしたことが無い
・何度も妊娠 出産を繰り返している
・食事は月曜日と木曜日の週2回のみ、水換えも月曜日と木曜日の週2回のみ
・食事は大皿(バケツ)に入れて全頭で食べる形式
・弱い子は十分に食事出来ず、衰弱
・既に衰弱死していた子もいる
・トイレの掃除も月曜日と木曜日の週2回のみ
・食器はもちろん、室内はかなり不衛生
ということが分かった。
衰弱して死んでたわ〜。仕方ない
高齢の猫については、「少し前に衰弱して死んでたわ〜。仕方ない」と笑いながら団体のスタッフに報告したそうだ。また「産まれたばかりの子猫が、1週間の旅行後お世話をしに行った際、跡形もなく無くなっていた」とも話したそうだ。
劣悪な環境と乱暴な扱い、レスキューを阻むもの
「保護当日も現着してすぐ玄関を全開に。すぐ閉めましたが、その時も『こいつら逃げる勇気無いから大丈夫』と。マンチカンが小さすぎる身体と短すぎる脚で道路を渡るのが本当に危険すぎました。ブリーダーは、『あいつ、1人で生きていかれへんタイプやのにな〜』と言っていました」
その後、d&humanは、白マンチカンがいるという家庭を訪問した。
「ある日突然、花子、花子の子、白マンチが庭に来るようになったそうです。家の中には高齢の猫さんがいるため入れることができないからと不妊手術を済ませて下さり、充分な食事にお水、暖かい寝床と電気も用意をして見守ってくださっていました。事情を説明し、白マンチカンもこちらで保護に至ります」
ブリーダーは本邸と別邸を持っていたが、別邸に立ち入った時のこと。代表は、ブリーダーがポメラニアンを抱き抱えているのを見て堪忍袋の緒が切れ、大喧嘩になった。
「彼は逆ギレした時にポメラニアンを高めのゲージ上に投げ捨てました。変に股間が開き足がガクガクなってしまい、急いで助けようとタンスに飛び乗り何とか降ろしました」
4回の突入と捕獲を繰り返し、猫17頭 犬3頭のレスキューが完了した。代表の神田さんは言う。
「悪徳なブリーダーの規制を強くする?その答えは甘すぎるんです。生体販売自体を終わりにしないといけない。私たち人間は、命をどうしても大事にはできないという自覚が必要です。悲しい繰り返しを犯さないように、生体販売自体を終わりにしないともう何も変われません」