2023年10月6日 カナロコ
動物虐待の疑いがあるとして神奈川県警が動物愛護団体のシェルターから押収した犬や猫計約80匹の行方が分からなくなっている問題で、県警から犬や猫の保管の打診が県動物愛護センター(平塚市)にあったものの、収容頭数が多いことを理由に断っていたことが分かった。県が6日の県議会厚生常任委員会で明らかにした。
県側は「動物の虐待案件で県警との連携は不可欠」との認識を示し、今後の同様事案への対応について「まずセンターでの保管を調整したい。収容状況の逼迫(ひっぱく)でそれが難しい場合も登録ボランティアに相談するなど、県としてきめ細かく対応していく」とした。
県によると、県警から保管を打診された当時、センターでは猫約200匹、犬約20匹を収容していた。猫は想定収容数(90匹)を大幅に上回っている状態だった。自民党の敷田博昭氏への答弁。