2023年9月21日 日刊スポーツ
フリーアナウンサー滝川クリステル(45)が代表理事を務める一般財団法人「クリステル・ヴィ・アンサンブル」は20日、「#飼い主に傷つけられた動物を守れる社会に」と名付けたプロジェクトを、動物愛護週間が始まった同日からスタートさせたと発表した。
現行の動物愛護管理法が5年に1度、見直されることを踏まえ、直近の法改正に向けて賛同の署名を集めることが目的。同財団は、現行の法律内容では真の意味で動物を守ることはできないとの見方を示しており、今後オンライン署名サイト「Change.org」で署名を集める方針。集まった署名は、法改正を目指すためのさまざまな活動に活用するとしている。
同財団は、人間と動物が共生・共存する社会の実現を目指して、滝川が2014年5月に設立した。滝川は、今回のプロジェクトについて、財団を通じてコメントを発表。これまでの活動を通じて、虐待を受けた動物の扱いに対する問題意識を共有した経験に触れながら「日本の今の法律では、虐待から動物を守ることができないことをご存知ですか?」と訴えた。
現在の法律内容について「虐待されている動物の存在を行政が認識しても、速やかに保護することが難しいだけでなく、保護できたとしても飼い主が所有権を放棄しない限り、飼い主が動物虐待罪で有罪になったとしても、虐待を受けた動物は飼い主の元へ戻されてしまいます」と指摘。「法律を改正し『#飼い主に傷つけられた動物を守れる社会に』するために、同じ思いを持つ皆様と共に、声を上げて参ります」とし、署名への協力を呼びかけた。