2022年4月5日 テレビ愛媛
4月2日に新居浜市内の水路で「特定外来生物」のカミツキガメ1匹が捕獲されました。
長く伸びる太い首と鋭い歯。
特定外来生物に指定されているカミツキガメです。
4月2日、新居浜市郷の水路で近くで働く男性が発見し捕獲したもので、全長は約50センチ、性別は分かりません。
発見・捕獲した人:
「深い所からちょうど上がってきてたところなので、そんなに暴れたりしてなくて、多分冬眠したあとかなという感じでした。事前に子どもが危なくない状態で見つけれて良かったなと思っています」
新居浜市と愛媛県が水路や近くのため池などを調査しましたが、他の個体などは見つかっていません。
愛媛県の生物多様性センターによりますと、このカミツキガメは過去にペットとして飼われていた可能性があり、甲羅や爪のすり減り具合などから野外に出て10年ほど経過しているとみられます。
カミツキガメは北米大陸原産で繁殖力が強く、春の産卵期には陸上にあがり攻撃的になる特徴があるということです。
県立衛生環境研究所 生物多様性センター・村上裕主任研究員:
「水中にいた場合はおとなしいカメなんですけど、非常に攻撃的になることがあります。カメといえどむやみに手で触らないことが大事と思います」
この水路では、去年6月にもカミツキガメ1匹が捕獲されていて、新居浜市と愛媛県は今後、繁殖の有無なども含め周辺の調査を続ける方針です。