愛犬の個体識別チップ、「鶏のもも肉だ」と言い張る老人の食卓から発見 中国 | トピックス

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2020年10月22日 RecordChina








2020年10月21日、中国メディアの生活日報によると中国山東省の青島市で、ペットとして飼育されていた柴犬が行方不明になった後、老人が食べようとしていた肉の中から、行方不明の柴犬の個体識別のマイクロチップが見つかる時間が起きた。


記事によると、同市在住の劉(リウ)さんが飼っていた柴犬がこのほど行方不明になり、劉さんは居住区域の管理事務所に捜索の協力を依頼。行方がわからなくなった当夜の監視カメラの映像を調べたところ、近くの屋台で果物を販売している老人に柴犬が連れて行かれる様子が映っていた。


劉さんは果物売りの老人の家を訪ねたが、柴犬はおらず、食卓に「赤肉」が並んでいた。劉さんは「まさか柴犬を殺したのか?」と問いただしたが、老人は「これは鶏のもも肉だ。信じられないなら持って行って調べればいい」と答えた。劉さんはその肉を持って、警察から指定された動物病院で検査してもらったところ、以前柴犬に埋めておいた個体識別用のマイクロチップが、のどに相当する位置から発見された。劉さんは警察に通報したという。


中国新聞網や観察者網などの報道によると、ペットとして犬を飼う人が増えていることや、動物愛護意識の高まりに加えて、日常あまり目にしない動物が食用として売られていた武漢市の市場の関係者に初期の新型コロナウイルス感染が確認されたことから、中国政府の農業農村部は今年4月に公表した「国家畜禽遺伝資源目録」の意見募集稿で、飼育して食用にもできる「家畜類」から犬を除外し、ペットとしてみなすべきだと提案。この提案に従い、今年5月から中国公東省の深セン市や珠海市では、犬や猫の食用が禁止されている。
(翻訳・編集/原邦之)