逮捕を逆恨み…今度は人気ドッグカフェ主人が客にカミつく | トピックス

トピックス

身近で起こっている動物に関する事件や情報の発信blogです。

2020年10月24日 日刊ゲンダイ






釈放された男は被害者の知人女性(43)の元に駆け寄ると、「脅し」ともとれるセリフを吐いた。

 今年2月と5月、神戸元町のベーカリーカフェ「ココシカ」で放し飼いにしていた看板犬のゴールデンレトリバー「クー子」が、49歳と37歳の女性客2人の手をガブリと噛み、ケガを負わせた事件。16日、経営者の妻とともに業務上過失傷害と動物愛護法違反の疑いで兵庫県警生田署に逮捕され、同日、釈放されていた夫の田尾達也容疑者(49)が20日、被害者の知人に接触したとして、同容疑で再逮捕された。


■被害届を取り下げる目的で写真を無断撮影

 田尾容疑者は20日朝、被害者の知人女性の勤務先まで押しかけ、建物に入ろうとしていた女性に「無事に逮捕されました」「職場が分かって良かった」と吐き捨て、同時に女性をスマホでパシャリと撮影した。

 女性は2月24日、クー子に手を噛まれたAさん(49)と2階のドッグカフェの隣の席に座り、編み物をしていた。毛糸玉が地面に落ちてコロコロ転がり、クー子がくわえたため、Aさんはのみ込んだらマズいと思い、取ってあげようとして手を伸ばしたところ、ガブリとやられた。その時、女性はAさんの世話をし、2人はそれ以来、仲良くなったという。


「田尾容疑者本人の供述によると、偶然、女性の姿を見かけたそうや。常連客で顔を覚えとったもんやから、とっさに声を掛けたということや。女性は田尾容疑者がパクられたことを知っとったもんやから、何を意味しとるか察したんやろうな。すぐに警察に相談に来た。一連の行為はこの女性を脅し、けがをした女性に被害届を取り下げさせようとした可能性は否定でけへんわな。いきなりそんなことを言われたら、怖いやろう」

 調べに対し、田尾容疑者は「しょうもないことをしてしまった」と供述しているというが、逆恨み以外の何物でもない。

 店の近隣住民が言う。

「夕方になると、いつもゴールデンレトリバーがワンワン鳴いてうるさかった。店の看板をあちこちの道の角に出していて、市の職員に写真を撮られ、注意されとったし、店の前の道路に椅子も置いてはった。食事をするところで犬を飼うなんて衛生的やないし、保健所から3回も警告されながら堂々とインスタに放し飼いしている写真をアップしていたんやから、もう確信犯でしょう」 2度目の逮捕で人気店のイメージはガタ落ちだ。