「サル実験で安楽死遅らせた」研究者に罰金刑求める 動物虐待で独検察 | トピックス

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動物園で飼育されているサル(2017年11月5日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ドイツ検察当局は20日、名門研究機関のマックス・プランク協会(MPG)に所属する科学者3人に対し、サルの脳に関する実験をめぐる動物虐待の罪で罰金刑を要求した。

 同国南西部テュービンゲン(Tuebingen)の検察は、49~67歳の男性科学者3人が「サル3匹を用いた実験の終了を遅らせ、3匹は長時間にわたって継続する痛みを負わされた」としている。

 ドイツの法律で動物虐待は、罪の軽重に応じて3年以下の禁錮刑に処される可能性がある。

 問題になっているのはマックス・プランク生物サイバネティクス研究所(Max Planck Institute for Biological Cybernetics)が当局の承認を受けて行った実験で、苦痛が目に見える場合はサルを殺処分するという条件だったにもかかわらず、安楽死の処置が遅れて強い痛みが長引いたとされる。
【翻訳編集】AFPBB News