[2017/12/16] 上毛新聞
一人暮らしで寂しいからペットを飼いたいと思う人もいるでしょう。しかし、一人暮らしだと、日中は仕事や学校などで家を空けたりするため、散歩やエサについて十分に考えたりしなければならない。また、ペットを飼うために必要なスペースもいる。ここでは、エサやりや散歩などの心配が少ない、一人暮らしでも飼いやすいおすすめのペットと注意点について紹介する。
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■ハムスター
ケージで飼うことのできるハムスターは、飼育に要するスペースも比較的狭くても大丈夫なことが多い。部屋が大きく汚れる心配もないため非常に飼いやすい。種類が豊富だが、いずれも安価だ。小さくて生活範囲も狭いため、掃除がラクというメリットもあり、エサや飼育用具も低コストで済む。デメリットとしては、寿命が2~3年と短いことが挙げられる。また、病気になった際、診てくれる病院も猫や犬と比べたら少ないだろう。
■ウサギ
ウサギ専門のペットショップも増え、ペットとして人気が上昇している。鳴き声が小さい、掃除がしやすい、室内運動で良いため散歩が不要といった、一人暮らしにはうれしいメリットがある。
比較的飼いやすい動物だが、神経質でストレスを受けやすい動物でもある。そのため、環境の変化に弱く、病気が治りにくいという特徴も。静かな安定した、近くに動物病院がある環境での飼育が望ましいだろう。なお、ウサギは寂しがり屋なので1匹だと死んでしまうという俗説もありますが、そのようなことはない。
■モルモット
モルモットも、ペットとして人気の高い動物。魅力は人に慣れやすく、飼い主にも仲間のように接してくれる。おもちゃで遊ぶのも大好きな動物のため、良いパートナーとなってくれるだろう。また、ハムスターより寿命が長く丈夫。
体の大きさに対して鳴き声が大きいという特徴があるため、少し注意が必要。また、食事や睡眠の時間などの生活習慣が決まっている動物のため、不規則な生活スタイルの人には向かないだろう。
■ハリネズミ
愛らしい見た目とマイペースな性格で人気のハリネズミ。夜行性のため、日中は留守にしているという人におすすめ。きれい好きで、トイレも1ヶ所でするため、掃除も楽といえるだろう。寿命は5~10年と長め。皮膚状態や歩き方など、毎日健康チェックをしてあげることが大切。体調変化に適宜対応できるよう、準備できていることが望ましい。
愛情を注いで育てたペットは、一人暮らしの寂しさや日々のストレスを癒やしてくれる、大切なパートナーになってくれるだろう。