介助犬:訓練学ぶ 3人が研修修了 長久手 /愛知 | トピックス

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毎日新聞 2017年3月14日 地方版

 
 
 
修了式後、ともに訓練した介助犬と別れを惜しむ(左から)井手さん、中島さん、福井さん=長久手市のシンシアの丘で
 

 介助犬総合訓練センター「シンシアの丘」

(長久手市福井)で、1年間の課程を終えた

訓練士研修生3人の修了式が行われた。

3人は、井手法慧(のりえ)さん(29)=宮

崎県出身▽中島芽生(めい)さん(21)=

岐阜県出身▽福井誠也(せいや)さん(21)

=兵庫県出身。センターに寄宿して犬の飼

育管理や訓練、福祉全般について学んだ。

 センターを運営する日本介助犬協会の大

島慶久理事長から修了証を手渡された3人

は、それぞれ抱負を述べた。

 

 大学助手の職を辞め、父の反対を押し切

って飛び込んだ井手さんは「コミュニケー

ションが苦手で悩んだこともあったが、思い

やりと感謝の心を学んだ」と涙であいさつ。

福井さんは「温かな指導に感謝。自分らし

い笑顔でがんばりたい」と話し、ともに協会

に就職して訓練士の道を進む。訓練士で

はなく障害者保育の道を目指すという中島

さんは「犬と向き合うことは自分と向き合う

ことでもあった。違う道を歩くが、今後もボ

ランティアとして介助犬育成に携わってい

きたい」と笑顔を見せた。

 4月には新たな研修生3人が入所する。

【長倉正知】



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170314/ddl/k23/100/342000c#csidxc5a5dccdc606a1f90d0526f01dcd88f
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