朝日新聞デジタル 2/2(木) 17:12配信
知らぬ間にすみついて家に被害を
与えるシロアリ。それを臭いで
発見してくれる「シロアリ探知犬」が
和歌山でデビューした。
シロアリの発生場所を探す訓練をする
=和歌山市有本、金子和史撮影
「シーク!(探しなさい)」。
ハンドラーと呼ばれるリード役の
宮嶋浩之さん(36)の指示で、
ビーグル犬「ビート」(オス、1歳)が
壁際でクンクンと鼻を動かす。
シロアリを隠してあるクローゼットの
前で、ぴたっと座り込んだ。
「ショーミー(見せなさい)」。
確認の指示を出すと、跳び上がるように
して発見を伝えた。
ビートが所属するのは
大手害虫駆除会社「アサンテ」
(本社・東京)の和歌山支店。
シロアリのかすかな臭いで、場所を
嗅ぎ当てる訓練を重ねる。
現場での発見率は90%以上という。