1月1日、新年を迎えると南アフリカの
各地で花火が打ちあがる。
華やかに空を彩る花火ではあるが、
地上では動物たちが被害をこうむって
いたようだ。
1月3日の地元紙によると、
南アフリカ・ダーバンでは新年の
打ち上げ花火の音に驚いて
息を引き取った犬が少なくとも
30頭いたと発表された。
ダーバンにある動物保護団体
『Phoenix Animal Care and Treatment』に
よると、12月30日から新年にかけて
飼い主だけでなく住民からも動物を
救助してほしいという電話が絶え間なく
かかって来たそうだ。
できる限りの要望に応えるべく出動するが、
たいていの犬はすでに死んでおり、
運よく救助して獣医のもとに搬送
できたのはたったの7頭だけであった。
犬の死因は様々で、花火の大きな音に
驚いた犬が家を飛び出してしまい
ハイウェイなどをパニック状態で
走っているところを車にはねられたり、
家の外に鎖でつながれていた犬は
暴れたため鎖が首に巻きついてしまい
窒息死したケースが多かった。
ダーバン郊外のクルーフ・アンド
ダーバン郊外のクルーフ・アンド
・ハイウェイ動物保護協会でも、
花火の音にパニックになり逃げ出した
動物に関する問い合わせや通報が多々
あったという。
年末年始は緊急電話が鳴り続け、
15頭の動物が保護されている。
ちなみにダーバンはインド系が
多いこともあり、10月末には
ヒンドゥー教の新年を祝う
ディーワーリーがある。
「光のフェスティバル」とも言われる
ディーワーリーでは昨年、花火によって
犬が32頭、猫が10匹、アヒルが1羽
死んだことが報告されている。
出典:http://www.iol.co.za
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)