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【シドニー時事】オーストラリア東部
ニューサウスウェールズ州のベアード
首相は11日記者会見し、ドッグレースを
禁止する計画を撤回すると発表した。
業界団体が猛反対していた。
ドッグレースでは、足が遅い犬が
大量に殺処分されたり、訓練で生きた
ウサギがエサとして使われたりする
実態が確認され、「動物虐待」との
指摘がある。ベアード首相は7月、
「合法化されているのは世界でもはや
8カ国だけ」と力説し、来年7月に競技を
禁止する方針を打ち出した。
ところが業界団体は、動物の待遇
改善に取り組んでおり、競技禁止なら
大量の失業者が出ると反発。
ベアード首相は記者会見で「禁止は
誤りだった」と述べ、動物虐待への
罰則強化などで対応する考えを示した。