livedoor News 2016年10月11日 10時10分
連続動物虐待死事件、犯人は元警察署長の息子
(出典:http://www.nbcbayarea.com)
米カリフォルニア州沿岸部のある閑静な
住宅街で今からちょうど1年前、ネコの
連続虐待致死傷事件が起きていた。
まもなく法廷で裁かれるその容疑者は、
あろうことかその地域の警察署長だった
人物の息子だという。
シリコンバレーの中心都市として人々の
所得水準は高く、暮らしの安全度は
全米No.1と言われてきた
カリフォルニア州のサンノゼ。
そのカンブリアンパークという町で
昨年秋、ネコばかり次から次へと
誘拐されては痛めつけられる、あるいは
殺されるという連続動物虐待致死傷事件
が2か月にわたり発生し、市民を震え
上がらせていた。20匹を超す飼い猫が
誘拐され、激しい虐待を受けて死亡。
4匹目の死骸が発見された昨年10月8日、
やっと1人の容疑者が逮捕された。
この事件で逮捕されたのは、同じ地域に
暮らすロバート・ファーマーという25歳の
男。小学校の周辺に設置された監視
カメラの映像に、ネコを痛めつけて殺す
ロバートの姿が確認されたことが逮捕の
決め手となり、乗っていた車からは多数の
ネコの首輪と1匹のネコの死骸が発見
された。ロバートはサンノゼ警察の署長を
務めたジャック・ファーマー氏の息子で、
極めて慎重な逮捕となったことが
うかがえる。
ロバートは多くのネコに対して性的虐待を
行っており、起訴にあたり罪状は
動物虐待にからむ重罪も含めて21に
およぶ。有罪答弁を済ませたロバートは
裁判を待つのみとなっているが、
有罪判決が下った場合には最高で
懲役16年の実刑判決が言い渡される
ものとみられている。
幼い頃から動物虐待を繰り返す者を、
危険人物として厳しく監視しようとする
アメリカの警察。サンノゼ警察も例外
ではなかったはずだが、家族の威厳と
自分の保身のためか父はこの息子の
動物虐待癖を職場で口にすることは
していない。日本においても東京・埼玉
連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤、
神戸連続児童殺傷事件の
“酒鬼薔薇聖斗”、池田小児童殺傷
事件の宅間守らは、いずれも過去の
動物虐待行為が確認されている。
出典:http://www.nbcbayarea.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)