食用として出荷? 「タイガー・テンプル」の衝撃の実態が次々と明らかに | トピックス

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livedoor NEWS 2016年6月9日 10時0分





先月30日、トラと触れ合うことができる
「タイガー・テンプル」として
人気だったタイ西部カンチャナブリの
仏教寺院「Wat Pa luang Ta Bua」で、
動物虐待や違法取引などの疑いで
タイ警察や野生動物保護当局による
強制捜査が行われた。
次々と明かされる衝撃の事実を
『dailymail.co.uk』らが報じている。

動物保護団体などからの指摘を受け
この寺院内を調べていた当局は、
これまでに違法に飼育されていた
137頭のトラを保護。
施設内に置かれていた冷凍庫からは
トラの赤ちゃん40頭の死骸、
さらには20もの瓶に詰められた
トラの臓器や体の一部が発見されていた。

また今月2日にはこの寺院の僧ら3人が
2頭分のトラの毛皮、瓶詰めにされた
700以上のトラの皮、スーツケースに
詰められたトラの歯をトラックに詰め込み、
寺院から持ち出そうとして拘束された。
警察は寺院が違法なトラの繁殖や虐待、
闇取引に関与したのではないかとみて
調査を進めてきた。

そして今月7日、内部からの告発により
警察はタイガー・テンプルから30マイル
(約48キロ)ほどにある人里離れた家の
捜査に踏み切った。この家は
高いフェンスで覆われており、
敷地内ではトラ4頭と12の空の檻が
発見された。警察は寺院が関与し、
取引する前の生きたトラを檻の中に
一定期間留めた後、家屋内で解体処理を
していたのではないかとして世話人と
称する2人を拘束した。2人は
「4頭のトラはこの家の所有者の
私有物であり、今は所有者は不在だ」と
話しているという。

この家からは大型のまな板のほか、
様々な種類のナイフが押収されており、
大型の冷凍庫からはビニール袋に入った
トラの肉や骨が多数見つかっている。
警察はトラの皮や骨、肉は違法に国外へ
持ち出され取引されていたことはもちろん、
肉の一部は国内のレストランに販売され
ツアーで訪れた観光客に
ふるまわれていたのではないかとして
調べを進めている。会見では
「我々はタイガー・テンプルだけが
闇取引に関わっていたのではないという
情報を得ています。
調査は始まったばかりです」と
コメントした。

出典:http://www.dailymail.co.uk
(TechinsightJapan編集部 A.C.)