動物実験用に飼われていた156匹のビーグル犬を保護、生まれて初めて太陽の下で遊ぶ姿が微笑ましい | トピックス

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Text by 大航海


Facebook/Compassion Unlimited Plus Action - CUPA
インドで実験用に飼われていた多くの
ビーグル犬が、動物愛護団体に
よって救出され話題となっている。

太陽を浴びずに育った156匹の犬たち

その愛護団体とは
「CUPA(Compassion Unlimited
Plus Action)」。彼らによれば
解放されたビーグル犬は156匹で、
ほとんどが2歳から5歳までだという。

しかも犬たちは化粧品を
開発している研究所の狭い
ケージの中で、最小限の食事しか
与えられずに育てられたため、
今まで1度も太陽の光を
浴びたことがなかったそうだ。

そこで「CUPA」は犬たちを
解放するよう要求。研究所も
訴え出るが、インド政府は5月16日に
化粧品のために動物実験を行いたい
とする研究所側の要求を却下。
156匹のビーグル犬を全て解放するよう
命じた。

人に怯え、常に暗い場所を求める

この決定を受け「CUPA」は
さっそくビーグル犬を引き取り、
彼らの新しい住居を確保。
ェンスに囲まれた敷地に彼らを運び、
生まれて初めて太陽の下に解き放った。

しかし今まで犬たちは
外の世界を知らなかったため、
実験室を出た時からひどく
怯えていたという。人にも慣れておらず
ボランティアが近づいていくと
常に暗がりを探し、隅の方へ行こうと
していたそうだ。

しかも新しい家に着いても
ケージから外へ出なかったり、
狭い檻に閉じ込められていたせいか
普通に歩けなかったり、
ぐらついたりする犬もいたと
言われている。

だが幸いにも犬たちの健康には
問題がなく、やがて敷地内を
元気に走り回る姿も見られるように
なったとか。



Facebook/Compassion Unlimited Plus Action - CUPA


Facebook/Compassion Unlimited Plus Action - CUPA



新しい里親の元で暮らせるよう準備

現在、「CUPA」は156匹の
ビーグル犬の新しい里親を見つけ、
やがては引き渡すことを計画している。
そのため犬たちの体を清潔にしたり、
ワクチン注射をしたりして準備を
進めてきたという。

またビーグル犬たちは当然、
トイレの躾もされていなければ、
散歩の仕方やおもちゃと遊ぶことも
分からない。そのため7人の
ボランティアが付き添って、
新たな生活に適応できるよう
慎重にスキルを教えてきたそうだ。



Facebook/Compassion Unlimited Plus Action - CUPA



Facebook/Compassion Unlimited Plus Action - CUPA



Facebook/Compassion Unlimited Plus Action - CUPA



このことは話題となり、
彼らの世話をしたいという申し出が
1000件以上も殺到。すでに26匹が
新しいオーナーの元へ引き取られたと
言われている。

閉ざされた実験室から解放された
ビーグル犬たち。少しずつ
新しい環境に慣れ、やがては
元気いっぱいに走り回り、
生きる喜びを味わってもらいたい。


出典元:Announcements - Compassion Unlimited Plus Action
出典元:The moment lab test dogs saw sunlight for the first time: 156 beagles used for experiments and had lived all their lives in small cages are freed in India - DailyMail(5/26)
出典元:Amazing moment lab dogs kept in cages see sunlight for the first time - The Telegraph(5/27)
Posted: 05/31/2016 04:00 pm|Updated: 05/31/2016 04:00 pm
Text by 大航海