上越タウンジャーナル
2016年6月2日 (木) 19:25
2016年4月以降、新潟県上越市や
妙高市で人が飼い犬にかまれる事故が
相次いでいる。5月末までの2か月間で、
昨年1年間の発生件数と同じ7件に
達しており、上越保健所では
飼い主などに注意を呼び掛けている。
同保健所によると、
事故は配達員などが訪れた際に
玄関先や庭先で発生したり、
ドッグランなどで起きている。
7件中6件が中・大型犬によるもので、
中には緊急搬送された事例もある。
動物が活発に動く時期に入っており、
飼い主にリードなどの点検や玄関扉の
状態確認、飼い犬へのコントロールの
徹底などを呼び掛けている。
上越動物保護管理センターの獣医師、
村中幹宏さんは「事故が相次いでいるが、
飼い主の注意で件数は減らせる。
小さい子供は、好奇心からいきなり
手を出してかまれることもあるので、
事前に飼い主に触っていいか
確認してほしい」と話した。
県動物の愛護及び管理に関する
条例では、飼い犬が人に危害を
加えた場合、飼い主は直ちにその犬を
獣医師に検診させなければならず、
違反した場合は5万円以下の罰金
または科料に処することになっている。